子宮頸がんと妊娠

子宮頸がん(子宮頸癌)とは

子宮頸がん(しきゅうけいがん)とは、子宮がんの一種で子宮の中でも膣へ通じる頸部(けいぶ)付近で発症する病気です。

子宮頸がんは女性特有の病気ですが、世界中の女性で毎年50万人近くもが発症しているそうです。日本でも乳がんや卵巣がんと並んで、有名な病気です。

日本では毎年8000~10000人の女性が子宮頸がんの診断を受けています。心配なのは、その約4分の1~3分の1程度の患者が死亡していることです。

子宮頸がんは原因や治療の解明が進んで、予防・治療ともに高い効果を期待できるようになりました。早期発見が治療のカギを握っています。妊娠・出産を考えている世代に知ってほしい子宮頸がんのことを、わかりやすく説明します。

*「子宮頚がん」とも書きますが正確には「子宮頸がん」です。

子宮頸がんの場所

子宮がんの種類

子宮頸がんが発症する場所は、子宮のなかでも膣に通じる、子宮の入り口付近で発症します。子宮の入り口は、子宮頸部(しきゅうけいぶ)といって、膣へ繋がる管になっています。

子宮頸部は、子宮よりも細くて面積も小さいのですが、子宮頸部を通らなければ膣と子宮は繋がることができません。つまり、子宮頸がん発症は、膣から子宮への1本しかない道で起こってしまうということです。

子宮頸がんの症状

子宮頸がんにかかると、以下の症状が現れ始めます。
・月経以外で出血がある。
・仲良し時に急な出血がある。
・おりものの量や色が、通常と異なる。

出血は、子宮頸がんの症状が進んでから見られる症状です。初期症状はほとんど見つかりません。

月経もおりものも、女性なら排卵に合わせて多少変化するものだと認識している女性が多いので、少しの変化だと見落とされる可能性があります。

目視で、初期に子宮頸がんを発見することは困難です。子宮頸がん検診で見つけることが重要視されています。

子宮頸がんになっても妊娠できる?

子宮頸がんになっても、速やかに治療を進めれば妊娠は可能です。子宮頸がんを経験した後、無事に妊娠・出産を経験している女性は沢山います。

でも、絶対に妊娠できるわけではありません。子宮頸がんを放置していると、病状が悪化して治療の選択肢が減ってしまいます。それは妊娠・出産の可能性を低くしていることでもあります。

子宮頸がんの治療の余地が無くなった場合は、子宮を摘出することもあるのです。子宮が無くなってしまうと、妊娠することは困難です。だからこそ、子宮頸がんを早く発見して、治療を進めることが大切です。

妊娠中の子宮頸がん

妊娠中でも子宮頸がんが発見されることがあります。早期発見なら、妊娠中に治療を開始します。

ところが症状が進行している場合は、母子の命の保証ができないケースもあるそうです。悪化すると母体の生命を優先した治療となり、出産までたどり着くことができない場合があります。

早期発見で子宮を守ろう

赤ちゃんにとって、子宮は10ヶ月間も過ごす大切な場所です。子宮頸がんを放置して、赤ちゃんの大切な場所を狭くしたり、無くしてしまうことは避けたいものです。

子宮頸がんの早期発見・早期治療で、子宮が受けるダメージを最小限に抑えましょう。でも、赤ちゃんが過ごす部屋にもなる子宮は、大切だと思うわりに恥ずかしくて検診しにくい場所でもあります。

ちょうど20~30代で、子宮頸がんを発症する女性が増えています。妊娠・出産を考えている20~30代の女性に、子宮頸がん検診を強くお勧めします。

子宮頸がんは任意のワクチン接種によって、予防することもできます。検診と合わせて行うことで、子宮頸がん発症の確立を下げることができます。

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