ブライダルチェックの内容

ブライダルチェックは結婚時だけではなく、妊娠出産を希望している人が受ける検査でもあります。ブライダルチェックに含まれる主な検査内容と、検査方法をわかりやすく解説します。

検査の組み合わせは、病院によって様々です。義務ではないので、自分で気になる検査をピックアップすることができます。アレルギーや持病のある人は、医師と相談して決めましょう。

主な検査内容

ブライダルチェックに含まれる検査と、その検査からわかることを説明します。

検査内容は沢山ありますが、病院によってセット項目が決まっていたり、全て自分で組み合わせることもできます。体調や生活習慣などを考慮して、相談しながら気になる検査を選んでください。

子宮頸がん検査

ブライダルチェック

検査方法・・・内診で経膣の細胞を採取。

子宮頸がん検査は、20代から発症率がぐんとあがる子宮頸がんについて調べます。

子宮頸がんは赤ちゃんの部屋になる子宮の壁になっている、子宮内膜に発生します。だから子宮頸がんになると治療中は妊娠できず、妊娠・出産のタイミングを逃すことが心配です。

初期の子宮頸がんは全く症状がわかりません。悪化してはじめて異常に気がつくよりも、検査を受けて初期状態からの治療を始めてほしいです。

風しん抗体価検査

検査方法・・・血液検査で風しんの抗体の有無を確認。

風しんについては、予防接種を受けている人と受けていない人がいます。自分に風しん抗体があるのか確認しましょう。

もしも妊娠初期に風しんに感染すると、生まれてくる赤ちゃんが先天性風しん症候群にかかる可能性があります。そんなリスクを避けるためには、妊娠前に風しんの抗体を持っているのか確認することが大切です。

クラミジア抗原検査

検査方法・・・内診によって、子宮頸管の分泌物を採取。

クラミジアに感染すると、最初は無症状とも言われるほど変化が乏しいのが特徴です。男性は尿道から透明の膿のようなものが出るので異常に気が付きやすいのですが、女性は、おりもの増加や下腹部痛など普段でもありそうな症状です。

ただ妊娠中にクラミジア感染症にかかっていると流産や早産の原因や、赤ちゃんが産道を通るときに感染して結膜炎や咽頭炎、肺まで菌が侵入すると肺炎をひきおこす恐れもあるので危険です。

トリコモナス検査

検査方法・・・内診で膣の分泌液を採取して、医師が顕微鏡で原虫を確認。

トリコモナス感染症は、泡状でくさい臭いのおりものが出ます。おりものの色は黄色や黄緑がかっていて大量、水っぽいのが特徴です。

そして膣や外陰部周辺に我慢できない痒みが続きます。子の痒みは蒸れではないので、シャワーで洗い流しても再び痒くなります。

赤ちゃんへの産道感染は滅多に見られないと言われていますが、痒みによって外陰部や膣が腫れてしまうと、妊婦検診やお産で不快感を持ってしまいます。

カンジダ検査

検査方法・・・内診で膣内の分泌物を採取。おりもの状態をチェック。

カンジダ感染症になると、おりものがポロポロと酒かすやカッテージチーズのように下着に残ります。痒みも強くて、洗ってもまた痒くなります。

赤ちゃんが出生時に産道でカンジダ菌に感染すると、鵞口瘡(がこうそう)になって口内が白くなることがあります。先天性皮膚カンジダ症になると、股の皮膚が白くなってしまいます。

卵巣がん検査

検査方法・・・経膣エコー検査(超音波)で腫瘍の有無を確認。

もしも卵巣がんを放置すると、卵巣を摘出することになる可能性があります。卵巣は子宮の両サイドにあるので、1つが残れば卵巣としての機能は残ります。でもそれが余計に片方の異常を気づきにくくさせています。

もしも卵巣がんが進行して、卵巣を摘出するとなると妊娠の可能性が低くなります。だからこそ、早く発見して治療を始め、妊娠の可能性を残したいのです。

B型肝炎検査

検査方法・・・血液検査でわかります。即日で結果がわかる病院もあります。

血液を介して、赤ちゃんに感染する可能性のある病気です。今は厳しいチェックがあるので大丈夫ですが、昔は輸血で感染したこともあったそうです。もしもB型肝炎にかかっていたら、妊娠前に完治を目指しましょう。

たいていは自分の持っている免疫力で片付けますが、まれに感染状態が続いて肝硬変(かんこうへん)など肝機能が低下する病気をひきおこすことが心配です。

梅毒検査

検査方法・・・血液検査と、感染部分がわかれば感染部分の検査。

梅毒はあまり初期症状といえる痛みがありませんが、感染部位にはしこりができます。全身に赤身のある豆粒ほどの湿疹がでることもあります。ただ放置すると最終的には歩行困難など大きなダメージを受けることになります。

放置したまま妊娠すると、赤ちゃんが先天性梅毒にかかる危険があります。先天性梅毒になると死産率も高くなるうえ、発育不全や水頭症、髄膜炎など併発する症状が重いのも心配です。必ず妊娠前に治したい病気です。

トキソプラズマ抗体検査

検査方法・・・血液検査で抗体の有無を確認。

トキソプラズマ抗体検査は、動物と触れ合う機会の多い人、家でペットを飼っている人は妊娠前に抗体検査をうけることをおすすめします。

トキソプラズマは健康なときは感染しても気になる症状はありません。でも、妊娠中に感染していると、赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症にかかる可能性があります。

先天性トキソプラズマ症では流産や、発育障害、視力障害、水頭症、脳症などが心配されています。トキソプラズマの予防ワクチンはないので早期発見と予防が大切です。

エコー検査(超音波検査)

検査方法・・・清潔なキャップをつけた器具を膣から挿入して、子宮内部の状態を撮影確認。

エコー検査は子宮や卵巣の異常を発見します。ちょうど赤ちゃんが10ヶ月過ごすお部屋になる部分なので、何らかのトラブルがあるなら早く治療を始めましょう。

乳がん検査

検査方法・・・マンモグラフィーと呼ばれる乳腺専用のX線のレントゲン検査。妊娠の可能性があるときは超音波検査。

乳がんは触診でも確認することがありますが、それは症状が進行してシコリが大きくならないとわからないとも言えます。

もっと早く小さなシコリから見つけるにはマンモグラフィーで確認します。ですから自己診断できるとはいえ、病院での検査も取り入れていくことをおすすめします。