2016/3/7

大人の脂漏性皮膚炎

妊娠中の頭皮の乾燥やフケに悩んでいませんか?妊娠中はホルモンバランスの変化で、頭皮トラブルに悩まされることも増えます。赤ちゃんの脂漏性皮膚炎が有名ですが、大人も頭皮の皮脂分泌や、汚れがたまるなど条件がそろえば菌が繁殖して脂漏性皮膚炎になります。

髪と頭皮は1セット

髪は頭皮の中で生成されて、皮膚が変形したものとして成長します。最初は頭皮内部で成長しはじめ、ある程度の長さになると毛穴から出てきます。つまり髪と頭皮は一体です。

実際に頭皮がトラブルを起こすと、頭皮の状態が悪くなるだけではなく、髪が細くなったり抜けやすくなるトラブルも併発しやすいです。髪が成長するための基盤である頭皮や頭皮内部の細胞が元気な状態になっていないこと、髪そのものも健康を損なってしまうのです。

このような理由からもわかるように、髪を健康にするためには頭皮の健康もセットで考えていきましょう。

脂漏性皮膚炎の原因

皮脂分泌が多い

髪のトラブル頭皮がベタベタしやすい人は、妊娠中の皮脂分泌に気を付けてください。季節によっては汗でベタベタしやすい人もいます。髪量を調節したり日除けで直射日光に当てないことも効果的です。

妊娠に限らず、頭皮のべたつきが解消されないときは原因を考えることが必要です。頭皮の皮脂分泌は体質もありますが、油っこい料理の摂り過ぎでも悪化することがあります。中性脂肪が増えるとベタベタが増加するとも考えられています。妊娠中は好きなものを食べたくなりますが、揚げ物を食べたいときは量や回数にも気を付けましょう。

シャンプーや整髪剤によって皮脂分泌が増えるケースもあります。本来の頭皮の潤いを守るための皮脂まで洗い流してしまうと、頭皮は焦ってまた皮脂分泌を促します。その結果、頭皮が余計にベタベタすることもあります。シャンプーをするたびにベタベタするときは低刺激のシャンプーを試すのもおすすめです。

汚れが溜まっている

頭皮に皮脂分泌やフケ、汗汚れが溜まった状態が続くと脂漏性皮膚炎になることがあります。シャンプーをしない日が続くと、だんだんフケが落ちてくるのも新陳代謝で頭皮にいらない皮膚があるサインです。

妊娠中はつわりや状況によって入浴がきつい日もあります。そんなときは整髪剤を控えて頭皮をいたわりましょう。もしもフケが多量、痒みが治まらないときは脂漏性皮膚炎の初期症状を疑ってください。

頭皮が乾燥している

頭皮も顔や腕と一緒で乾燥します。冬になると顔や手がカサカサしたり、日差しを浴びすぎて肌の潤いが足りないと感じることがあります。頭皮も同じように影響を受けています。

頭皮が乾燥すると皮膚は「はやく新しい頭皮をつくろう!」と新陳代謝を促します。でも普段の新陳代謝のペースを乱すので、まだ健康だけど乾燥してしまった皮膚が不要と判断されて剥がれ落ちることがあります。これが大きなフケです。ベタベタしていないのにフケが増えたら、頭皮の乾燥サインです。

強いブラッシング

ブラッシングは髪の内側のこもっと熱を緩和させて蒸れを解消、頭皮や髪に付着したほこり汚れを除去する役割もあります。さらに、適度なブラッシングは頭皮を刺激して血行の循環を促します。

ブラッシングはあまり力をいれずに頭皮に優しいタッチで行うことが基本です。ところが強い力でブラッシングすると頭皮に刺激を与えるどころか傷つけてしまう恐れがあります。

頭皮が傷つくと、そこから雑菌が繁殖しやすくなり清潔を保ちにくくなります。炎症を起こして頭皮が赤くなっていたら要注意です。傷ついた頭皮には低刺激のシャンプーを利用したり整髪剤を控えるようにしましょう。

パーマやカラーリングによるダメージ

妊娠中は美容室に通う頻度が減る人もいます。一度で済ませたくて、カットやカラーリングを同時にすることもありますがパーマとカラーリングを同時にすることは頭皮にも負担をかけやすくなります。

パーマやカラーリングでダメージをうけた頭皮は、とても過敏です。ダメージをうけた頭皮が放置され、さらに刺激をうけると髪が抜けたり脂漏性皮膚炎になることがあります。

妊娠中のホルモンバランスの変化によって、今まで平気だった薬剤が頭皮に染みたり痛みを感じることもあるので気をつけてほしいです。痛みなど違和感を感じたら、処置中でも美容師さんに相談してください。

脂漏性皮膚炎の初期症状

脂漏性皮膚炎になると、頭皮が汚れていたり白っぽくみえます。白っぽく見えるのは過剰分泌した皮脂やフケです。炎症を起こしている部分は赤みを帯びています。痒みから頭皮を強くこすったりブラッシングすると炎症が悪化してしまいます。

当てはまる初期症状が続くと、シャンプーをしてもすぐに頭皮からかさぶたのようなフケが発生します。濃い服を着ると、肩にフケが落ちて目立つこともあり困ります。このような状態が続くと、今度は髪が細くて弱くなったり、抜けやすくなることも心配です。

脂漏性皮膚炎の治療

シャンプー脂漏性皮膚炎は皮膚科を受診してください。大人が脂漏性皮膚炎になると、自分では頭皮全体をチェックできないので対応が遅れがちです。恥ずかしさが先行して、皮膚科に相談に行くことをためらってしまう人もいるようです。完治を目指すには頭皮の状態を診断してもらうことが近道です。

脂漏性皮膚炎は症状が治まっても再発しやすいので、原因となる菌に対抗するための外用抗真菌薬または弱いステロイドを使用して治療します。

他にもシャンプーや整髪剤の適量を見直し、シャンプー後は優しく髪を乾かしたり、ビタミンを摂取できる食生活を考えることも大切です。薬は菌に対抗しますが、結果的には普段の生活を見直すことも必要だと考えてください。

特にシャンプーは低刺激やフケの悩みに特化したシャンプーがおすすめです。地肌を爪で洗っている人は、指の腹でクルクルマッサージするように洗ってみましょう。実は洗いすぎも皮脂の過剰分泌を促すことがあります。シャンプー頻度は頭皮の状況をみて決めてください。

妊娠中の脂漏性皮膚炎

妊娠中に脂漏性皮膚炎の疑いがあるときは出産前に治療して、産後のストレスにならないようにしましょう。

産後はただでさえ赤ちゃんの沐浴優先、ママのシャワーは空き時間を狙うなどあわただしい日もあります。ヘアケアがおろそかになると脂漏性皮膚炎が悪化したり慢性化します。出産を控えて時間に余裕ができたときは、頭皮の健康チェックも忘れずにしたいですね。

2016・3・7 e-妊娠、みみいペン


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