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鳥インフルエンザの流行危惧

中国で新型鳥インフルエンザが広まり、日本にもウイルスが感染拡大することが危惧されています。予防接種や投薬治療に注意が必要な妊婦が知っておきたい鳥インフルエンザについて、わかりやすく説明します。

鳥インフルエンザとは

疑問鳥インフルエンザは、基本的に鳥類に感染するインフルエンザです。A型インフルエンザウイルスがカモやアヒルなどの水鳥を宿主に寄生して感染拡大します。感染している鳥類が水中にする糞を媒介として、他の鳥類に感染拡大します。

もともとは水鳥に寄生して腸管で増殖しますが、この時はウイルスとして寄生している水鳥を病気にさせることはないとも言われています。だから人間に発見されることなく、ウイルスがどんどん広がってしまいます。

そして、インフルエンザウイルスを保有する水鳥の糞尿が含まれた水や土、エサを食べた家禽(かきん)には、ウイルスによって様々な病気症状が現れます。ここで言う家禽とはニワトリや七面鳥、アヒル、豚などです。家禽に感染することがとても問題視されています。

もしも家禽のうち、たった1匹でも鳥インフルエンザウイルスに感染した場合、その1匹から群れ全体に感染拡大することに時間はかかりません。

これは過去にも日本で例があり、鳥インフルエンザによって同じ場所で育てていたニワトリが感染または感染の疑いが強く処分せざるをえなくなった例があります。

H7N9型ウイルスとは

現在、中国で感染が発見されている鳥インフルエンザはH7N9型ウイルスです。ニュースや新聞でも多く取り上げられていますが、このH7N9型ウイルスはヒトに感染しています。

ところがH7N9型がどこからヒトに感染したのか、どんな経路なのかがハッキリしていません。解明されないままH7N9型ウイルスを保有している水鳥が渡り鳥として海外に渡ったら、対策もないままH7N9型ウイルスが感染拡大していってしまいます。

進化するインフルエンザウイルス

人に感染して死亡例があるといっても、通常の鳥インフルエンザは鳥に感染する病気です。どうしてこんなに話題になっているのでしょうか。

それはインフルエンザウイルスが進化して、私たちヒトの間で感染を繰り返す新型インフルエンザに変化するかもしれないからです。それだけインフルエンザウイルスの変化は未知数です。

H7N9型ウイルスに関しては、ヒトへの感染は発見されましたが、ヒトからヒトへの感染はまだ解明されていません。もしかしてヒトからヒトへの感染経路とは別のルートで感染しているかもしれないし、何らかの条件があればヒトとヒトで感染するかもしれないという不安が消えない状態です。

インフルエンザウイルスは進化するため、抗体ワクチンも1つではありません。現在、話題になっているH7N9型ウイルスに対する抗体ワクチンも急ピッチで開発されているとはいえ、出来上がるには何ヶ月もの時間が必要です。

もしもワクチンが出来上がるまでに、H7N9型ウイルスが変化してヒトからヒトに感染する新型インフルエンザウイルスになっていたら、国内で大流行することが懸念されます。

特に妊娠中は体力低下で胎児に影響が及んだり、妊娠の継続に支障がでないかと心配ずくめなのです。

新型インフルエンザの流行時期

インフルエンザというと冬の乾燥した季節に流行する病気だと思われがちですが、単に乾燥している季節にウイルスが繁殖しやすいというだけで、インフルエンザの流行に季節はありません。

暖かくなったからといって、インフルエンザや風邪予防の手洗いうがいを止めないようにしましょう。特に妊娠初期は、予防接種が勧められていないうえに、お腹の赤ちゃんも未発達な部分が多くて心配です。季節に問わず、インフルエンザ対策を続けてください。

妊娠中の予防対策

インフルエンザ対策・手洗いうがいの励行。
・食事と睡眠をしっかりとる。
・人ごみに行く回数は少なめに。
・外出時はマスクで飛沫感染を予防。
・体調が悪い時は早めに病院へ。

ここまでは普段気をつけているインフルエンザ対策です。以下は、まだ解明されていないことの多いH7N9型ウイルスを考えて気をつけてほしいことです。

・野鳥にむやみに近づかない。
・井戸水や自然の湧水に注意。
・野菜などの土汚れはしっかり洗い流す。
・野鳥や動物のフンや尿を素手で触れない。
・フンや尿を踏んでしまったら、靴底をしっかり洗い流す。

私たちは野鳥に触れる機会はそうそうありませんが、屋外で鳥や動物を飼っている場合は飼育小屋の補修と消毒も必要です。不衛生はウイルスの温床になりかねません。

そして妊娠中は感染後の治療薬が制限されるかもしれないこと、体力が落ちてお腹の赤ちゃんにウイルスの影響を受けてしまう危険も考えて、治療よりも先に必要な感染予防に努めてください。

妊娠中は感染してからでは遅いのです。感染しないことを目標にしてください。

参考:厚生労働省「鳥インフルエンザA(H7N9)について」・・・厚生労働省のH7N9ウイルス関連の専用ページです。自分で情報収集をして予防対策をとることも大切です。

2013・4・14 e-妊娠、みみいペン


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