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出産育児一時金の医療機関へ直接支払、1年先送り

厚生労働省は3月12日、医療機関へ直接支払う「出産育児一時金制度」を2011年4月まで1年先送りにすると発表しました。ではこの制度はどういうものでしょうか?まだよくわからない方もいらっしゃると思うので、ここでもう1度簡単に説明してみます。

本来、妊婦さんが出産時に支払ったお金は、その後に申請をすることによって各医療保険から戻ってくるお金でした(金額は各医療保険によって違います)。この戻ってくるお金のことを「出産育児一時金」といい、保険が利かない出産の負担を軽減させる助成制度なのです。

しかしこの方法だと出産時に妊婦さんがひとまずお金を用意しなければなりません。40万前後と言われる分娩費用(入院費も含む)を負担に感じる妊婦さんはたくさんいて、そこで国が新たに考えたものが、妊婦さんは出産費用を払わずに、出産育児一時金を出産した病院に直接支払う方法でした。

この新しい制度は妊婦さんにも好評で、そして去年の10月から本格的に適応される予定となりました。ところが今度は病院側で新たな問題が起こりました。それは今まで妊婦さんから退院時にもらっていた「出産費用」を、新しい制度では国から「出産育児一時金」が支給される1〜2ヵ月後まで待たなければなりません。

出産をメインに行っている小さな施設などでは「その2ヶ月の資金繰りが困難」という声があがり、実際に「病院を閉鎖しなければならなくなる」という施設もでてきました。そこで厚生労働相は、この制度を導入することに半年間の猶予を与えたのです。詳しくは→出産育児一時金、導入は半年間の猶予

ところが半年たった今(2010年3月)になっても、この問題は何も対策がなされていません。当然ながら今回発表された、「出産育児一時金の医療機関への直接支払いは1年先送り」という運びになったわけです。

今の国の少子化対策には、制度と中身が伴わないものが多すぎると感じてしまいます。名目だけではなく、その制度の中身を充実させることを私たちは願っているのです。私たちが安心して心から、妊娠、出産に望めるよう、今後の期待をこめてここに記事にします。

そしてもう1つ、民主党のマニフェスト(政府公約)には「不妊治療支援策」も取り上げていました。すっかり話題に上らなくなりましたが、どこの党であれ、選挙前の票集めのためだけに「不妊治療支援」を取り上げられるのはまっぴらです。少しでも情報を発信するためにこのことを記載しておきます。

くしくも今日3月16日、衆院で「子ども手当法案」と「高校授業料無償化法案」が無事に?通過しました。今後の予算の確保も出来ていない両法案、半年後や1年後にはまたまた先送りや改正になることが目に見えているのではないでしょうか・・・? あなたは今の政府の少子化対策をどう思われますか?

2010・3・16 e-妊娠、運営者ペン



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