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産科医師不足、浮き彫りに

「誰も責める気ない」 死亡妊婦の夫が会見

今月4日に東京に住む36歳の妊娠中の女性が脳内出血を起こし、8つの病院から受け入れを断られたあと、3日後に死亡するということがありました。

この女性は今月10月4日に自宅で激しい吐き気や頭痛に襲われてかかりつけの医師に連絡。 かかりつけの医師はこの女性の症状が尋常でないことから、リスクの高い妊婦の受け入れを可能な計8病院に電話をしましたが、「手の空いている医師が不在」「治療室が満床」などの理由からすべての施設から断られました。

その後最初に受け入れを断った都立墨東病院が当直外の脳外科医を呼び出して、受け入れを許可。女性が搬送されたのは最初に連絡をしてから約1時間が経過したころでした。

女性は緊急帝王切開の末、無事に男児を出産しましたが、意識不明のまま、3日後にその尊い命を失いました。

最初に受け入れを断った都立墨東病院は、リスクの高い妊婦に対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されていますが、連絡があった日は当直医が1人で、しかもハイリスクな患者を扱えない研修医だったということです。

そして今月27日夜にこの女性の旦那さんが厚生労働省で記者会見をし、「誰も責める気ない」、「妻が浮き彫りにしてくれた問題を、力を合わせて改善してほしい。安心して赤ちゃんを産める社会になることを願っている」と訴えました。(参考:yahoo news)

この会見で旦那さんは次のような言葉を残しています。

「母親と子供が互いの顔を見ることができなかったことが一番悲しい」

(妻が)「痛い痛い」と言い続けていた。「こんなに医療が発展している東京でどうして受け入れてもらえないのか、やりきれない思いだった」

「痛い」とも言わなくなり、「目を開けろ」と言ったら辛うじて開ける状態。「病院に着くころにはもう開けなかった」

「誰かを責めるつもりはない。妻が死をもって浮き彫りにした問題を、力を合わせて改善してほしい」

「墨東病院の当直医が傷ついて病院を辞め、産科医が減るのは意味がない。今後も産科医としての人生を責任もってまっとうしてほしい」

「のど元過ぎれば忘れるのではなく、具体的な目標を持って改善に向かってほしい。何かが変われば『これを変えたのはおまえのお母さんだよ』と子供に言ってあげたい」


また墨東病院では女性が亡くなる日に保育器に入ったままの赤ちゃんを、脳死状態の女性の腕に抱かせてくれるなどの気遣いがあり、「墨東病院の医師も看護師も本当に良くしてくれた。彼らが傷つかないようにしてほしい」との言葉も残しています。

舛添厚労相と石原都知事が、このような(舛添厚労相石原都知事)「責任のなすりつけ」をしているのを見るのは悲しくなります。何より大切なのは亡くなられた妊婦さんの旦那さんが訴えている、「妻が死をもって浮き彫りにした問題を、医者、病院、都、国が力を合わせ改善してもらいたい」ということではないのでしょうか?

出産を控えている妊婦さんが安心してお産に望めるよう、今後の早急なる医療システム確保と関係者との連携を切に願うばかりです・・・。亡くなられた奥様のご冥福を心よりお祈りいたします。

2008・10・28 e-妊娠、運営者ペン




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