授乳のコツ

授乳の心配事を少しでも解消することで、授乳に対するストレスが減るとトラブルも減ります。ママのストレスは母乳の質や量に影響するとも言われています。

授乳を円滑に進めるには、簡単にいくつかのポイントがあります。
・ママが健康的な生活で、美味しい母乳を作る。
・乳管のつまりが無く、乳首まで母乳が円滑に運ばれている。

・赤ちゃんもママも無理のない姿勢で授乳する。
・赤ちゃんが上手に乳首を口に含むことができる。
・母乳を欲しがっているタイミングに合わせた授乳。

上2点は、ママが妊娠中から心掛けることができます。母乳に良いと言われる食事内容を取り入れたり、乳管の詰まりをなくすマッサージや乳頭をほぐすことは、授乳前から心掛けます。

下3点は、産後に授乳しながら覚えていくことができます。特に赤ちゃんは、本能的に母乳を欲しがるので自然と乳首を口に含みます。

赤ちゃんが母乳を飲もうとしても、どんなに吸っても、上手に乳首を口に含めていないと時間がかかったり、思うように母乳を飲むことができずに疲れてしまいがちです。

出産前から知っておくと便利なことは、赤ちゃんの効果的な乳首の吸着の仕方と、ママがどのように手助けするかということです。ママが乳首の含ませ方や、コツを知っていれば、赤ちゃんの授乳がスムーズに運びます。

妊娠中から食生活を見直す

妊娠中もカルシウム摂取

母乳はママの血液から作られます。妊娠中から母乳に良い食事内容を知っておくと、産後の多忙な時もメニューに悩まずに済みます。

母乳に良いと言われる食品は、鉄分・カルシウム・ビタミンが多く含まれている食品です。鉄分は妊娠後期に必要な栄養素なので、妊娠中から摂取すると安心です。

カルシウムは、ちょっと長い目で摂取する必要があります。女性は母乳中のカルシウムを骨から提供するので、授乳中は骨量が減少します。しかし、最近に研究で減少した骨量は、断乳後にやがて回復すると分かりました。

授乳を続けていたママは、再び月経がはじまった時に再ミネラル化が起こり、授乳前よりも骨量が増えるメリットがあると言われています。これは授乳を長く続けたことによる成果の1つです。

メリットを受けるには、妊娠前からカルシウムをきちんと摂取していることが前提です。妊娠中もカルシウム摂取には気を配り、産後の骨量減少を予防しましょう。

カルシウムを効率よく吸収するためにはビタミンが必要です。水溶性ビタミンと呼ばれる葉酸は、体内に貯金できないので定期的な摂取が必要です。

脂溶性ビタミンのA・D・E・Kは母乳に含まれます。また、糖分は摂りすぎると乳管のつまりの原因になります。これらの特徴を覚えておくと、産前・産後の食生活が健康的になります。

産前も母乳マッサージ

食生活や睡眠、ストレスの軽減によって美味しい母乳を作ることができたら、次はママのおっぱいの中に通っている乳管が乳首まで母乳を運びます。

もしも乳管が詰まっていると、作られた母乳が行き場を失うので胸が張ったり、赤ちゃんに十分な母乳を与えることができなくなります。産後の授乳で、乳管のトラブルを防ぐためには、妊娠中から母乳を出やすくするマッサージを知ることが大切です。

母乳マッサージには乳房のマッサージと、乳首のマッサージがあります。特に妊娠中は乳首を柔らかくしておくことで、産後すぐの授乳で赤ちゃんが含みやすい乳首を準備できます。

妊娠中の母乳マッサージは、あまり気を張らずに体調の良い時だけでも効果的です。無理をして長時間も続けたり、強くマッサージするとお腹が張る恐れがあるので気を付けてください。

姿勢よく授乳できる準備

姿勢よく授乳

授乳は、非妊娠時には経験しないような体勢で行います。赤ちゃんを実際に抱いてみると、上半身も支えが必要だと分かります。

慣れない授乳の姿勢は崩れがちで、逆に赤ちゃんが乳首を含みにくい角度になったり、赤ちゃんの鼻が押されて呼吸しにくくなることもあります。姿勢よく、前のめりにならないことが大切です。

特に新生児は首も座っていないので、全身が柔らかくて常に支えてあげる必要があります。赤ちゃんは軽いけれど、ずっと同じ体勢で支えているのはママの腕や腰に負担がかかります。

姿勢よく授乳するためには、授乳クッションや枕でのサポートも考えます。妊娠中から腰や尾てい骨を痛めている時は、早めの使用がお勧めです。

赤ちゃんをよく観察する

授乳のタイミングや時間は、すべてが育児書通りになるとは限りません。むしろ育児書と異なることがあって普通です。

赤ちゃんにはそれぞれ個性があって、授乳が最初から上手な赤ちゃんもいれば、最初は授乳途中で疲れて眠ってしまう赤ちゃんもいます。ママは、授乳中も赤ちゃんをよく観察してコミュニケーションを取りながら、授乳の始め時と終わりにするタイミングを見つけましょう。

また、乳首を口に含めるかどうかは、授乳において大切なプロセスです。もしも赤ちゃんが上手に口に含めていないと、授乳時間のわりに授乳量が少なくなりがちです。

赤ちゃんが上手に乳首を口に含めるためには、ママが高さを調節したり角度を変えてあげるサポートが大切です。妊娠中に覚えておくと、実際の授乳時に慌てません。






関連イメージ