薄い陽性ライン

妊娠検査薬の陽性ラインが薄いと不安になってしまいます。なぜ薄い線になるのか、くわしい原因と対処方法をわかりやすく説明します。

陽性ラインがでる仕組み

妊娠妊娠検査薬の多くは、2ヶ所に線が現れます。1つは検査終了のサインです。もう1つにラインがでたら陽性反応で妊娠の可能性があります。

これは尿中のヒト絨毛性(じゅうもうせい)ゴナドトロピン、またの名をhCGというホルモンが胎盤から分泌されているかどうかで変わります。hCGは尿中にも分泌されるようになるので、母体が妊娠を継続させようとhCGを分泌させていれば陽性反応が出ます。

濃い線がでると気持ち的にも安心しますが、薄い線やはっきりしない反応結果だと不安になってしまいます。心配なことは、不安なまま妊娠を自覚できなかったり、目にみえないトラブルに気づくのが遅れることです。

hCG分泌量が少ない

妊娠検査薬の陽性ラインが薄いときは、陽性ラインを出すhCGの分泌量が少ないことが考えられます。hCGの分泌量が1ml中50mIUあれば陽性反応がでます。hCGは胎盤がつくられているときにたくさん分泌されます。

だから胎盤をつくり始めたばかりだと、分泌量が満たなくて陽性ラインが濃く出ないのが原因です。数日たってからもう1度検査すると陽性ラインの濃さが変わる可能性があるので、様子をみてください。

尿が薄い

水分をたくさん摂取したあとで、尿が薄くなるとhCG濃度も薄まって陽性反応が出にくくなります。水分をたくさん飲んだあとは時間をおいてから検査してみてください。おすすめは朝起きて最初のトイレです。

尿が少ない

妊娠検査薬の尿をかける部分や、尿に浸す部分にきちんと尿がかかっていないと検査結果があいまいになって薄い陽性ラインがでることもあります。尿が少ないことが原因なら、もう一度尿をしっかりかけて検査すれば結果がわかります。

hCG分泌量が多すぎる

妊娠検査薬を試すときはhCGの分泌量が多ければ多いほど、陽性ラインがわかりやすく出るのではないかと考えるかもしれませんが、実際は少し違います。

多胎などhCG分泌量が多くなるときは正しく陽性反応が出ないケースがあります。つまり、妊娠検査薬の限界を超えているから判断できないことが原因です。

多胎妊娠の場合は、病院の超音波検査でわかります。このことからも妊娠検査薬と病院の妊娠判定はセットだと考えてほしいです。

化学流産している

実は化学流産でもうっすら陽性ラインがでるケースがあります。妊娠した時にhCGの分泌がはじまりましたが流産によって、その後は分泌がとまってしまったけれど体内に残っているhCGが妊娠検査薬に反応することがあります。ただ量が少ないから、うっすらとしか現れないのです。

でも化学流産の場合はhCGの分泌が止まるので、例えば1週間以降にに再検査すると陰性になるのです。その場合は生理も再開されます。

うっすらでも妊娠線がでたら病院で確認することをおすすめします。ただし、「薄い妊娠線=化学流産」とは限りません。あくまでも考えられることの1つです。

hCGホルモンの投与

不妊治療でhCGホルモンを投与していると、それに反応して陽性反応がうっすら出るケースもあります。この場合は、病院でhCG投与が原因か本当に妊娠しているのか確認する必要があります。

判定時間後に薄い陽性ラインが出たら

妊娠検査薬は商品それぞれに、判定までの所要時間が設定されています。陽性の場合、だいたい1~3分で陽性ラインが出ます。ところが10分以上たってから、薄い陽性ラインが見えることがあります。

このケースはちょっと判断しかねます。妊娠したばかりでhCG分泌が少なくて反応に時間がかかったとも考えられますが、単にhCGの分泌量が妊娠中ではないから少なかったとも考えられます。

まずは数日後に再検査をして、判定時間内に陽性ラインがでるかチェックします。もしも陽性ラインが判定時間内にでれば、妊娠でhCG分泌量が増えてきたと考えられるので妊娠の可能性が高くなります。

不安になったら病院へ!

妊娠検査薬は精度もよく、妊娠の可能性が個人でも確認できる便利なアイテムです。でも妊娠を確定するのではなく、あくまでも妊娠の可能性を知るアイテムです。妊娠を確定するには、医師の診断が必要だと考えましょう。

妊娠検査薬の薄いラインが出る原因は沢山あって、人それぞれなので判断が難しいところです。不安やイライラしたまま何回も妊娠検査薬でチェックするよりも、うっすらと陽性反応がでたことも報告して病院で妊娠判定をお願いしましょう。




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