スギ花粉

スギ花粉とは、杉の木から出る花粉です。杉の木になる花は、通常の花びらのある花というよりも、実のような楕円形をしています。開花期は、かなりの花粉が発生して風によって飛ばされます。

スギ花粉は非常に小さく、1つ1つは目視が困難ですが大量に杉の木から飛散する様は色が付いているように見えるほどです。風に乗って運ばれる距離は近隣だけでなく、数百キロも飛ぶことがあるため、木々の少ない都市でもスギ花粉が存在するのです。

日本ではスギ花粉による花粉症は、花粉症患者の中で最も多く、毎年スギ花粉の飛散が始まると花粉症の症状に悩む人が出てきます。

花粉を飛散させている杉の木自体は、悪いわけではありません。杉の木は縦割りしやすく木材として活用されています。杉の木の葉は乾燥させて、線香の材料となります。

屋久島の縄文杉(じょうもんすぎ)に至っては、古木(こぼく)として有名で、幹の周りだけでも16メートルあります。樹齢は2500?3000年という説もあり、杉の木が日本人に密接した樹木だとわかります。

スギ花粉の飛散時期

日本でのスギ花粉の飛散時期は、おおまかには2月?4月です。スギ花粉の飛散時期は天気予報でも取り上げられます。その年の花粉の状況を知るために注目が集まります。

地域や気候によって毎年わずかな差があり、細かくは2月上旬から九州地方に飛散が始まるとすると、関東地方は2月下旬、3月になる頃には東北地方でもスギ花粉の飛散が始まります。

北海道も3月には飛散が確認されるので、つまり3月には全国的にスギ花粉が飛散しているピークを迎えます。

スギ花粉の飛散量

スギ花粉の飛散量は天候や気温で大きく左右します。飛散量はここ数年、増加傾向にあると言われています。

花粉の飛散量が増加する日は、様々な原因がありますが以下の日には、一般的に飛散量が増加する傾向にあります。

・晴れて気温が高い日が続くと、地面が温まって花粉が舞いあがりやすくなります。
・風が強く吹いている晴れた日には、杉の木の花が開花して花粉が発生します。
・前年の日照時間が長いと雄花が育つので、開花する花も増える傾向に。
・前年に猛暑が続くと、杉の雄花の着花量が増えるので花粉量も増加傾向に。

2011年のスギ花粉

2011年のスギ花粉の飛散予想は、例年よりも多いと言われています。ただ、近年は花粉の飛散量が増加傾向にあるので今年に限った変化ではありませんが、特に今年増加しそうだと言われている地域は近畿地方と関東地方です。

2011年にスギ花粉の飛散量が増加傾向にある原因は、昨年の猛暑によって日照時間の長く、雨が少なかった天候も考えられます。結果的に杉の木の育成が盛んになりました。

飛散時期は例年と同じ程度か、雪や寒波の影響で多少遅れる程度だと予測されています。

スギ花粉対策

スギ花粉のピークは、だいたい3月が目安です。急に花粉対策をして免れるものではありません。しかも、花粉は風で飛んでくるので近隣に杉林がなくても花粉は存在します。

花粉症の予防は、飛散している花粉によって変わるものではなく、通年を通して心掛けることが沢山あります。スギ花粉に関して特別に気を付ける追加点は、ピークを迎える3月に向けての気候と天気に合わせて対策を練ることです。

・スギ花粉が飛散する時期は、まだ上着やニットが活躍する時期です。ウールは花粉が絡まりやすく、衣類に付着した花粉はそのまま室内に侵入します。スギ花粉のピーク前から、衣類や洗濯物、布団やカーテンにも花粉は付着すると意識しましょう。

・晴れている日が続いていたら、スギ花粉の飛散が始まっているかもしれません。外出時はマスクや予防グッズを利用し始めましょう。

・雨の日や気温の低いは花粉の飛散が減少するので安心しがちです。しかし、前日に外干しした洗濯物や布団、カーテンには花粉が付着して室内に侵入しているかもしれません。天候で判断せずに花粉対策は続けましょう。

・気温が低くて乾燥した気候は、喉や呼吸気管を乾燥させて刺激に敏感にさせます。花粉の飛散量が少ない時でも、乾燥する季節は喉の状態を気にかけます。なぜなら、花粉が体内に侵入して症状を起こしやすいのは就寝前や横たわった時だからです。喉が弱っていると、スギ花粉の症状で更に喉や気管支がダメージを受けてしまいます。

・スギ花粉が飛散する時期は未だエアコンや暖房器具が活躍する季節です。室内では、エアコンのフィルターや空気清浄機を上手に利用して花粉を留まらせないようにします。ただ、温風の向きには気を付けます。例えば、よく喚起する窓のカーテンに温風が当たっては、カーテンに付着しているスギ花粉を舞いあがらせるだけです。




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