パパに教えたい妊娠初期の変化

妊娠は女性の体に、大きな変化を起こします。妊娠がわかってすぐは、パパや周囲の目に見えない部分の変化が多くて、あまり症状が伝わりにくいようです。

ママがつわりで苦しんでいても、周囲に理解してもらえないことがあります。特に妊娠初期は、お腹が大きくないので「今まで通りに活発に動けるはずだ」と勘違いされやすい時期です。

妊娠初期の変化を、パパが理解してくれることはママにとって大きな力添えになります。逆に理解してもらえなかったり、わかりあえない時は深く傷つくこともあります。妊娠初期の体の変化や、よく聞くママの悩みを紹介します。

においに敏感になる

においに敏感になる

妊娠初期は、においに敏感になります。普段は食欲をそそる、ご飯の炊けた時のにおいも受け付けなくなります。ご飯の炊けるにおいで気持ち悪くなって、妊娠を疑う人もいるほどです。

香水や芳香剤、香りが強めの柔軟剤も「よい香り」から「気分が悪くなる香り」に変わってしまいます。このような、においに対する気持ちの変化は妊娠初期では有名です。

つわり中に、においが気になる時は室内の芳香剤、香水も控えめにします。症状が強い時はシャンプーやリンスの香りも気になってしまいます。

気持ち悪くて何もできない

妊娠初期のつわり症状で気持ち悪さは、病気の症状のように薬や休息で治るものではありません。つわり症状が治まるまで毎日続きます。

風邪症状のように気持ち悪さ、倦怠感、疲労感が続く妊婦さんも多く、妊娠に気がつくまでは風邪症状と勘違いするケースもあります。くしゃみや咳がないのに気持ち悪さや倦怠感が治まらない時は、つわりを疑います。

妊娠初期のつわり症状が強い時は、起き上がったり走ることもできないことがあります。それでも薬による完治ができないので、体を休めながら付き合っていくしかない症状です。

いつまで続くか、どの症状が強いか、どんな時に症状が強く出るかは人それぞれです。周囲の妊婦さんよりも気持ち悪さや倦怠感を強く訴える時は、つわり症状が強く出ている時です。

この時に、周囲の妊婦さんと比べたり無理をさせると、貧血や流産に繋がる危険もあります。妊娠初期のママの体の変化は、体型や目に見えるものが少ないので一見、甘えて休んでいるように見えるかもしれません。本当は、お腹が大きい妊婦さんを思いやるのと同じ対応が必要です。

強い眠気がある

強い眠気

妊娠初期は非常に強い眠気を訴える妊婦さんが多く、短時間でも深い眠りに落ちてしまうことも珍しくありません。

強い眠気は午前中に強い人もいれば、昼食後の決まった時間に寝てしまう妊婦さんもいて、生活リズムや体調によって時間もバラバラです。

強い眠気がでる妊婦さんにとって辛いのは、我慢できるレベルの睡魔ではないところです。日中の仕事中でも、人と会う予定でも目が閉じてしまうほどの眠気が隠せないほどです。

妊娠初期の眠気には理由があります。排卵後にプロゲステロンという黄体ホルモンが眠気を誘うのです。さらに受精卵がママの子宮内で急激に成長し始めるので、体内ではめまぐるしい変化が起こり、ママの体は運動していないのに疲労がたまります。

妊婦さんにとって強い眠気に対処する1番の方法は、短時間でも眠ることです。少し眠るだけでかなり解消されます。でも、妊娠初期はお腹が大きくないので妊娠中とわかりにくく、単に昼寝していると勘違いされがちです。

体が熱っぽい

妊娠すると高温期が続くこともあり、常に体が熱っぽいと感じます。妊娠初期症状でも体がポカポカするとの報告が多くあります。

高温期が続いて体が熱っぽいと、普段よりもぼーっとしたり、違和感があります。高温期を感じさせる体温が、妊娠初期はしばらく続きます。この熱は赤ちゃんが胎内で成長を始めている証拠なので、解熱剤でさげるものではありません。

チクチクする腹痛

妊娠初期に腹痛を訴える妊婦さんもいます。特に「チクチクした下腹部痛」だと感じる人が多いようです。

生理痛と似た鈍い痛みもあれば、いつもよりもジワジワと長く腹痛を感じることもあり、長引くとストレスが溜まります。もっと継続的に痛みが強くなっている時は、初期流産や子宮外妊娠など、妊娠トラブルの可能性もあります。

妊婦さんにとってお腹は、赤ちゃんのいる場所です。痛みの度合いよりも、腹痛によって赤ちゃんに影響がないのか、赤ちゃんに何かあったのではないかと不安になります。薬で解決できる痛みではありません。

妊娠中の腹痛は少しの痛みでも経過が気になるものです。お腹のどの辺りが、どのように痛いのか、出血はないかを把握することが大切です。長引く時は、生理痛のように放っておかずに医師に相談します。

イライラする

イライラ

妊娠初期は、体の変化やつわり、出産への不安で情緒不安定になりがちです。まだお腹も膨らんでいないので、何も変わっていないように見えますが、妊娠初期のママの体はホルモン変化で困惑しています。

妊娠を継続させるために分泌される黄体ホルモンのプロゲステロンは、赤ちゃんに必要な仕事をしますが、ママの体には精神不安定やイライラ、頭痛を引き起こします。これが、つわり症状となります。

時には疲れやストレスで1人になりたがることもあります。逆に1人になると感傷的になって、いつもより寂しい気分になることもあります。

イライラは、赤ちゃんが成長する時にママに現れる副作用のようなものです。普段の性格や態度とは全く関係なく、妊娠初期症状の1つと考えてください。

初産の妊婦さんは、イライラと同時に母親になることへの不安や自信のなさも感じます。これは妊娠・出産を通してママ自身が成長するチャンスなので、話を聞いたり共感したり、見守ってもらえると心強いです。





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