突然一人のときに産気づいたら

「私はもしかしたら出産の兆候に気づかないかも・・そして映画やテレビのように急に産気づいて、家やタクシーの中で出産してしまうかもしれない!」

出産を目前に控えた妊婦さんなら、誰しもこんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?
本人は大真面目なのに、周りに相談しようにも笑われてしまいそうで誰にもいえない。

確かに映画やテレビのように急に産気づいて、いきなり赤ちゃんが産まれるなんてことは、まずありません。現実には十分な出産の兆候が起こり、ほとんどの妊婦さんはかなり早い段階で出産のサインを感じるでしょう。

「もう産まれてしまうかもしれない!」と、病院にあわてて行ったら、「どうしてこんなに早く来たの?」と追い返されてしまうことも珍しくありません。

そうは言われても、やっぱり「もし産気づいたら?」「もし1人のときだったら!」と不安になるのは当然のこと。とくに初産ならば、お産がどんなふうに始まるかなんて知らなくて当然なのです。

不安なときにはいつでも病院に連絡をしてみましょう。医師や助産師さんは忙しそうに、「もう少し様子をみてください」というかもしれません。しかし病院のスタッフはお産に慣れているから、そういう態度を取れるのです。恥ずかしいなどと思わずに、不安なときには何度でも電話をしてみてください。

突然一人のときに産気づいたら

急に産気づくなんてことは実際にはないでしょうが、突然のお産を一人で乗り切る心構えを掲載しておきます。簡単な対応ですが、知っておけば不安が少しは薄らぐかもしれません。数ある参考書のなかでも、掲載してある本は珍しいので引用という形で紹介いたします。

引用:すべてがわかる妊娠と出産の本

1)とにかく落ち着いて。あなたなら乗り切れます。

2)119番に電話して、救急隊に助けを求めます。

3)できればご近所の人か誰かに助けを求めます。

4)いきまないようにするために、ハッハッと短い呼吸をします。

5)できれば手と陰部を洗います。

6)ベッドやソファー、床の上に、清潔なタオル、新聞、シーツなどを広げ、その上に横になって助けを待ちます。

7)ハッハッという呼吸法をしていても、助けが来る前に赤ちゃんが出始めたら、いきみたくなるたびにそっといきんで、赤ちゃんを押し出します。

8)赤ちゃんの頭のてっぺんが見え始めたら、あえぐか息をフーッフーッと息を吹き出すかして(いきまないこと)、頭が急に飛び出さないように会陰にほんの少し逆圧をかけます。だんだん頭が出てくるようにして、決して引っ張り出さないこと。赤ちゃんの首に臍帯が巻きついていたら、指に引っかけてそっと外します。

9)次に赤ちゃんの頭を両手でそっとはさんで、やや下に向けて(引っ張らないこと)、同時にいきみながら片方の肩が出るのを待ちます。上腕が現れたら、反対側の肩が出るのを感じ取りながら、慎重に頭を持ち上げます。両肩が完全に出てしまえば、残りの部分はするりと出てきます。

10)赤ちゃんをおなかの上に載せるか、臍帯が充分に長ければ(無理に引っ張らないこと)、胸の上に載せます。毛布やタオルなど、手近にあるもので急いで赤ちゃんをくりみます(清潔なものが望ましい。最近アイロンをかけたものは比較的、無菌状態に近い)。

11)胎盤を引っ張り出そうとしないこと。ただし、救急隊が到着する前に自然に出てしまったら、タオルか新聞でくるみ、出来れば赤ちゃんの頭よりも高い位置におきます。臍帯を切る必要はありません。

12)あなたも赤ちゃんも温かく快適な状態にして、助けが来るのを待ちます。

引用終わり






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