お産の体力を養う

出産が近づくと、今まで以上に疲れを感じるようになるでしょう。同じ体勢でいることが困難になり、休息をとろうにも、ちっとも疲れは取れないかもしれません。しかし今あなたに出来ることは「お産のための体力を可能な限り養う」ということです。

そしてもし陣痛が始まったら、「休めるときには休むことが大切だ」と考えてください。決して「陣痛が本格的にやってくる前に最後の準備をしてしまおう!」などと考えてはいけません。もしあなたが陣痛と陣痛のあいだに、家事や洗濯を出来るとしても、今は自分の体に休息を与えることが大切なのです。そしてこの心構えが安産への近道へとなることを忘れないでください。

栄養をとる

陣痛はたくさんの体力を使います。お産が近づいてきたら、いつ陣痛が始まってもいいように高カロリーで体に優しいものを食べるように心がけます。脂っこいものや消化の悪いものはなるべく控えます。今は体にエネルギーを蓄える食べ物が必要で、反対に消化器官に負担をかけてはいけないのです。

陣痛中には吐き気を感じることもあるので、あまりおなかを空っぽにしないようにします。食事は1度にたくさん食べるよりも、数回に分けて食べたほうが胃に優しいのです。つわりのときのように、空腹時にはスナック菓子のようなものをちょこちょこ食べるとよいでしょう。

もしも陣痛が始まったら、脱水症状を起こさないために「水分の補給」を心がけてください。陣痛にびっくりして水分を口にしない妊婦さんも多いのですが、とにかく陣痛の初期段階には水分の補給が大切ということを忘れないでください。

病院にはペットボトルを最低でも2~3本は持っていきます。のどが渇く甘い飲み物は避けて飲みやすい水や、エネルギーを補給できるスポーツ飲料などがよいでしょう。炭酸飲料はおなかにガスが溜まるのでお勧めしません。

熟睡を心がける

「睡眠はしっかりと取れていますか?」

今あなたは以前に比べて寝付けなくなっているかもしれません。その原因は腰の痛みだったり寝返りが出来ないことだったり、いろいろと考えられます。しかし出産前のこの時期になると、睡眠パターンに変化が起こる妊婦さんも多いようです。

産まれてくる赤ちゃんに母乳を与えるための準備が始まり、浅い睡眠の練習を体が始めているのです。「最近あまり熟睡できないなぁ・・」と感じている人は、女性ホルモン(とくにおっぱいをつくるプロラクチンというホルモン)の影響かもしれません。

ただし・・

赤ちゃんが産まれると「朝までぐっすりと熟睡する」なんてことは出来なくなります。赤ちゃんの泣き声で目が覚め、授乳やオムツ換えのために、あなたは永遠に終わらないような睡眠不足と付き合わなければなりません。

しかし「母は強し」、いつしか浅い睡眠にも慣れて、眠っているときですら赤ちゃんの泣き声に聞き耳を立てるようになるのです。無意識のうちに赤ちゃんを抱き寄せたり、毛布をかけてあげることもあるでしょう。

そしていつか・・

ある日、突然、朝までぐっすりと熟睡できる日がくるでしょう。その日の朝にあなたはきっとこう思うはずです。「ああ、こんなに熟睡できたのはいつ以来だろう・・?」

そうです、その「いつ以来?」という日を出産前の今、作るチャンスなのです。睡眠のチャンスがあったら「ぐっすりぐっすり」と眠りほうけてください。今あなたに出来ることの1つは、熟睡することなのです。






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