高齢出産で心がけたいこと

高齢出産は休息と栄養、運動の3つを大切にします。高齢出産の注意点を義務だと考えずに、妊娠中は自分と赤ちゃんに最大限やさしくする期間だと考えてみてください。

妊婦健診を受ける

高齢出産妊婦健診は、胎盤の状態や赤ちゃんの心音など医師が早期発見して妊娠を継続できるように助ける目的もあります。高齢出産では、予定している妊婦健診をすべて受けてほしいです。

高齢出産のトラブル一例をあげます。高齢出産で心配な妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)が進行して前置胎盤早期剥離(ぜんちたいばんそうきはくり)になると、赤ちゃんへの酸素が届きにくくなるケースがあります。母体は腹痛や出血で違和感を感じる程度でも、お腹の赤ちゃんは命の危機にさらされることもあるのです。

妊婦健診で早期発見して処置をすれば、トラブルを最小限にとどめることもできます。こうしたトラブルを医師と連携して対処していくことで病院側にも母体の情報が伝わり、お産スケジュールが考えやすくなります。

休息時間をつくる

妊娠すると「お腹が大きくなったらできないこと」「子どもを産んだらできないこと」が沢山あると気付きます。ちょっと無理して外出すると、あとからお腹が張ったり足がむくんでつらくなります。

高齢出産で社会経験のある人は責任感も強いから、つい頑張りすぎてしまいます。全てを予定通りに進めることができなくても良いのです。家事は目に見えて気になることを優先して、翌日でも問題ないものは後回しにして休息時間を作ってください。

就寝時間を決める

妊娠中は就寝時間を決めて、必ずその時間になったら横になると決めるのもおすすめです。疲労がたまると妊娠高血圧症候群をひきおこす可能性があるので、「疲れたら休む」から「疲れる前に休む」にシフトチェンジしましょう。

高齢出産では陣痛が弱くなる微弱陣痛など、お産の進行が予定以上にかかることもあります。日頃から疲れを溜めずに、体力を維持する生活を心がけてください。

仕事環境の見直し

高齢出産では体調管理も必須です。徹夜の多い仕事、立ちっぱなしの仕事、重たいものを運ぶ作業が多いなど体力勝負や不規則な仕事は見直しましょう。

安定期に入ったら産休に入るからといって無理は禁物です。お腹も目立たず動きやすい妊娠初期は、お腹の赤ちゃんが不安定で初期流産しやすい時期です。妊娠がわかった時点で、母子を気遣った生活に切り替えると安心です。

高齢出産に関わらず、職場への報告のタイミングや引継ぎも悩むところです。高齢出産のリスクを伝えたうえで、協力してもらうことが理想ですが伝わらないときは医師に相談してみましょう。

塩分とカロリーに注意

高齢出産の食生活は、カロリーと塩分に注意してください。仕事を続けていた人が産休に入って運動量が減ったとき、急に体重増加することが心配です。短期間で体重増加すると、妊婦健診の尿検査でたんぱくがプラスになって浮腫(むくみ)が出やすくなります。

妊娠中の塩分摂取は血圧上昇が心配です。高齢出産では妊娠高血圧症候群になる可能性が高いので意識したいです。外食の多いときは野菜を足したり、貧血予防に鉄分を含む食品を加えることもおすすめです。

適度に運動

妊娠中に難しいのが、適度に運動することです。動きすぎるとお腹が張ったり痛くなるし、体を動かさないままだと浮腫やこむら返りになります。お腹に力を入れる運動は厳禁、買い物がてらのウォーキングやマタニティスイミング、マタニティヨガなど気楽に継続できるものを選びます。体調優先で気楽にできる運動が継続しやすいポイントです。

高齢出産では、腰周辺の筋肉維持を目標に運動してみましょう。筋肉が維持されると、妊娠後期にお腹が大きくなったときの腰痛対策にもなります。分娩台でも長時間同じ姿勢でいると筋肉痛やこむら返りをおこして苦痛が増すので、日頃から体を動かしておくと予防になります。

前向きに考える

高齢出産は気をつけることも多く、妊娠生活が大変なイメージです。確かに注意点はありますが、それは全部が自分とお腹の赤ちゃんのためです。

高齢出産の注意点を義務だと考えずに、妊娠中は自分と赤ちゃんに最大限やさしくする期間だと考えてみてください。前向きに過ごすことで、お腹の赤ちゃんにも楽しい気持ちをたくさん届けたいですね。




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