分娩第2期(娩出期)

分娩第2期とは子宮口が全開大になってから赤ちゃんを娩出するまでのことです。
分娩室に移っていよいよ赤ちゃんを生み出します。さあ、もうひとふんばりです。

分娩第2期への準備

いよいよ分娩台にあがります。陣痛が来るたび、いきみたくなります。分娩台にのぼったら背もたれの角度や足乗せ台の位置を調節します。陣痛の谷間のわずかな間にも水分補給をして気持ちを落ち着かせましょう。しっかり呼吸を整えて赤ちゃんにも酸素を送ります。

陣痛が次々にきますから、いきむタイミングを助産師さんの指示にあわせます。赤ちゃんの頭が出てきたら、短促呼吸に切り替えます。からだの力を抜いて「ハッハッハッ」と短い呼吸をします。無理にいきむと赤ちゃんの頭を締め付けたり、会陰が裂けてしまうので注意が必要です。

陣痛といきみ

1回の陣痛は約45~90秒ほど、陣痛の間隔は1,2分ごととなります。理想のいきみ方は1回の陣痛の間に20~30秒程度のいきみを2回おこないます。子宮の血流が悪くなるので陣痛の谷間は大きく息を吸うように心がけます。赤ちゃんの頭が見え出したら呼吸法を短促呼吸に切り替えます。

出産間近の赤ちゃん

頭の骨の合わせ目をずらして重ね(骨重と呼ばれる)、頭を小さくしながら骨産道をくぐりぬけると、産道の出口から赤ちゃんの後頭部が見え始めます。頭が骨盤を抜けると頭をそらせた状態で恥骨をくぐりぬけます。会陰を頭で押しのけてようやく赤ちゃんの誕生です!

分娩第2期のポイント

  • 助産師さんのリードでリズムをつかむ
  • あごを引いて顔に力を入れない
  • 足を大きく開いてかかとに力を入れる
  • 背中、腰は分娩台につける
  • グリップはぐっと引き寄せる
  • 目をしっかり開く

会陰から頭がでると再び90度回転して横向きになります。そして肩を片方ずつ出し、胴体、足の順番で出てきます。出てきた赤ちゃんは、のどに詰まってる羊水を細い管を使って吸い取ります。すると産声が聞こえるのです。

分娩第2期に行われる医療処置

万が一に備えて血管を確保します。たいていはブドウ糖か生理食塩水の点滴が行われます。浣腸、導尿をしたり、会陰切開に備え陰毛を剃っておくこともあります。赤ちゃんが最後でなかなか出てこないときの処置には、会陰切開、鉗子分娩、吸引分娩、クリステレル圧出と呼ばれる出産法があります。






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