つわり中の眠気

妊娠初期に多い、つわり中の強い眠気について、睡眠不足とは違う強い眠気の対処方法と、スッキリ目覚めるコツを紹介します。

眠気の特徴

いつもは昼寝もしない人も、妊娠した途端に強い眠気に悩まされることがあります。以下に特徴をあげます。眠気の強さは人それぞれですが、多くの場合、妊娠前よりも強く眠くなる傾向があります。

・我慢しても目を閉じてしまうほど眠い。
・睡眠不足ではないのに、さらに眠くなる。
・入眠までのスピードが速い。あっという間に熟睡。
・毎日眠くなるパターンがある(昼食後必ずなど)。
・一定時間眠れば、睡魔が落ち着く。

とにかく眠くなって、熟睡モードに入るまでが素早いです。まるで気絶しているようだったり、頭を鈍器で殴られて倒れ込むようだったり、自分でも制御できない程にあっという間に眠ってしまいます。

眠気を我慢していたのに気がついたら30分眠っていた・・なんてこともあります。

どうして眠くなるの?

妊娠初期のつわりに多い、異常なまでの眠気と短時間の熟睡原因はホルモンバランスの影響だと考えられています。

妊娠を継続させるため、お産が終わるまでプロゲステロンという黄体ホルモンが体内で働きかけています。実はプロゲステロンは眠りを誘って体力を作ろうとする働きがあります。

プロゲステロンは妊娠初期に多く生産され、お産が近づくにつれて減少し始めます。だから妊娠初期のつわり時期には、プロゲステロンが多く働いて眠りを誘うのです。

ちなみに妊娠前では排卵後から月経までがプロゲステロンの多い時期です。月経後よりも月経前のほうが眠くなる日が多い気がしませんか?

睡眠不足とは違う眠気

つわり症状による眠気が強い時期は、睡眠時間を増やしても解消できないケースがあると考えてください。

例えば「普段は夜に8時間睡眠でスッキリ目覚めるから、つわり中は9時間睡眠にしよう」と1時間増やしたとします。それでも日中の睡魔が治まらないのです。だから妊娠中の眠気に悩む妊婦さんが多いのです。

ちょっと困るのは、周囲の人に「睡眠不足ではない眠気」が理解されない時です。つまらなそうに見えたり、相手に失礼だと思われたり、妊娠初期はお腹も目立たず妊婦だとわかりにくいので察してもらえないことが多いようです。

眠気が我慢できない時

腕回しストレッチ

どうしても我慢できない、つわり中の眠気には、眠って休息をとることが1番です。でも、日中はそんなに自由に眠れないことのほうが多いので困ります。以下に、急な眠気の対処法を紹介します。

つわりで眠い場合は、対処法を試しても時間がたつとまた眠くなることが多いので、完全に睡魔をなくすのは困難かもしれません。

腕、肩、首を回して座ったままのストレッチ

事務作業で立ちあがったり、自由に動けない時の眠気対策です。眠くてボーっとしていた頭がすっきりします。

髪をとかす

髪をとかしたり、頭皮を指の腹でマッサージすると目が覚める場合もあります。分け目を変えたり、頭皮を刺激するブラシが有効です。

顔を洗う

朝、洗顔すると目が覚めるように、眠気を解消させます。ただし外出中や仕事先ではメイクを落とせないので実践しにくくなります。

温冷タオルのせ

顔や首に温かいタオルと、冷たいタオルを交互にあてます。濡らしたタオルを良く絞って、電子レンジで温めると簡単です。ヤケドしないように水気はよく絞りましょう。目を閉じてまぶたに乗せると即効効果が期待できます。

シャワーを浴びる

シャワーでスッキリすると一時的に眠気が治まりやすくなります。でも、妊婦さんに冷えは厳禁です。シャワーで体を冷やしてしまわないように気を付けてください。

口を大きく動かす

眠い時や起床時、声に出さなくても「あいうえお」と口を大きく動かします。使っていない顔の筋肉を動かすと、気分がスッキリすることがあります。

目覚めやすい飲み物

水にレモンやミントの葉を加えて飲んだり、コーヒーを飲むことでリフレッシュできます。ただし妊婦にカフェインは不要なので、コーヒーを飲む時はたんぽぽコーヒーにするなど妊婦用の飲み物を代用します。

アラーム機能を活用

自宅では目覚まし時計をセットしておけば寝過ぎることがありません。外出時や仕事中は携帯電話など端末のアラーム機能を活用してください。

食事後に睡魔が強くなる場合は、あらかじめ休憩時間が終わる時間帯にアラームをセットしておきましょう。

電車やバスの揺れも眠りを誘います。音は消して振動だけで知らせる機能がある場合は、降りる場所までの時間よりも少し早めにタイマーをセットしておきましょう。

つわり中でも眠くならない

つわりに悩んでいる時も、眠気はない妊婦さんもいます。強い眠気に悩む妊婦さんがいたり、嘔吐しがちで食事が進まない妊婦さんがいたり、つわりは十人十色です。

眠りづわりがないことで、赤ちゃんの成長が悪いとは考えないでください。同じように「眠気が強過ぎて、赤ちゃんが病気なのでは」と考える必要もありません。





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