つわり中の職場関係

働く女性がつわり症状と付き合うためのチェックポイントや、職場で気を付けたい心配りをわかりやすく説明します。つわりを対処しながら働く妊娠初期は、周囲と信頼を崩さない取り組み方が求められます。

仕事への影響を知る

仕事

自分が妊娠したことで、仕事にどんな影響がでるのか改めて考えてみましょう。「つわり症状は病気ではない」とはいっても、薬で治すことのできない症状のせいで普段通りの仕事ができないこともあるからです。

「我慢すればなんとかなる」というのは、確証のない予想にすぎません。途中で「やっぱり無理だった」「思ったよりも体調が悪い」とスケジュールを急変したりキャンセルすることのないようにしましょう。そのためにも、客観的につわり中の自分を見てください。

例えば、つわり中は嘔吐感が強くて3日連続で勤務できない状況になるとします、最初から2日目に勤務できないことを相談すれば代わりの準備もできますが、「頑張ろうと思ったけどやっぱり無理」と当日に相談したら迷惑がかかります。

出産予定日と育児休業

出産予定日は、わかった時点で雇用主に申告します。安定期になってから報告したいと考えるケースもありますが、雇用主側はあなたの出産前後の仕事の穴を埋める準備をしなければいけません。

その期間が短いほど迷惑をかける可能性も高くなります。だから早めに申告することをおすすめします。まずは身近な上司に報告して、仕事面で負担をかける可能性がある人にも早めに報告しましょう。

育児休業制度を利用する人は、いつから取得するのかも相談してください。自分の都合と雇用主側の意向が合うように、余裕をもって申告します。

出勤時間の見直し

つわり症状で勤務時間が変わるか考えてください。特に朝の出勤時間に普段通りの対応ができるのか考えてください。

駅までの移動手段・・・駅まで距離がある人は、つわり中も同じように移動できますか?自転車や車の運転で注意力が散漫になる人は、移動手段を変えたり時間をずらす必要があります。

電車やバスの混雑・・・つわり中の出勤では、人ごみで気分が悪くなって途中下車することもあります。そのため出勤時間にはゆとりを持って下さい。

もしも出勤時間を変えるほうが確実に勤務できる場合は、始業時間が変更できるか確認しましょう。その影響で周囲にも影響を与える場合は、早めに申告します。

帰宅時間よりも出勤時間はずらしにくいと考える人が多いようです。でも、万が一無理を重ねて朝から体調不良が続いたり、完全につわりちゅうは乗り物に乗れないとなると、もっと大変です。我慢せずに確実な出勤時間と出勤方法を決めましょう。

できること・できないことを明確に

仕事において、つわり中はできることとできないことを明確にすることをお勧めします。

仕事量と内容・・・つわりで気分が悪くなりがちだったり、注意力散漫やイライラが続くときは今の仕事内容をしっかり担当できるのか再確認してください。

残業や出張の有無・・・残業で勤務時間が長引いたり、社外に出向くことが多い場合は、今まで通りこなせるか考えましょう。特に残業が多い人は休息を充分にとれるのか、妊娠を継続させる努力も考える必要があります。

「できるかもしれない」「できると思う」「たぶん大丈夫」という曖昧な予測は避けましょう。乗り切れたら安心できますが、乗り切れなかった場合や途中で挫折した場合が心配です。

そのときに、つわり症状や妊娠中の体の変化に優しく対応してもらえると助かりますが、働いている以上は社会人として「体調管理ができていない」とも思われる可能性もあります。つわりを理由に途中放棄するよりは、最初からできないことを伝えるほうが信頼できます。

できないことが見つかると、仕事を真剣に考えるがゆえに我慢したり無理をして乗り切ろうと頑張ってしまいます。その結果、つわり症状だけではなく妊娠自体にトラブルをおこすこともあります。

妊娠中は責任のもてる仕事内容を考えましょう。目先の評価を気にして、ママ自身だけでなく赤ちゃんや妊娠の続行に負担を増やすことのないように、じっくり考えてください。

周囲に仕事を押しつけてしまう形になると、とても言いにくくなります。でも出産前後は仕事ができなくなるので、いづれは誰かにお願いする時がきます。割り切ってお願いすることに気が引ける時は、感謝の言葉で補いましょう。

職場への感謝を忘れずに

妊娠中のつわり症状は、上手に対処していると自分で思っていても、周囲はかなり気遣ってくれている場合が多いことも忘れないようにしたいものです。

例えば気分が悪くなっていたが自分では「吐き気がわからないように平常通り働いた」と思っていたとします。でも実は不快な気持ちが表情に表れていたり、コミュニケーションが粗雑になっていたり、気配りが回らずに誰かがそっとフォローしてくれていた場合もあるのです。

周囲への挨拶や、コミュニケーションも続けましょう。報告されていないだけで、自分の気がつかないところで誰かがサポートしてくれていることもあるものです。感謝されて気分を害する人はいませんが、感謝されずに寂しく思う人はいます。

やってはいけないこと

妊娠によるつわり中に、仕事をする場合は以下のことにならないように充分気を付けてください。

・連絡をしない。
・妊娠を隠す。
・できない仕事をひきうける。

体調不良で勤務に支障をきたす時は、必ず連絡をしましょう。つわり中は気分もだるかったりイライラしがちですが、社会人として無断欠勤や連絡なしの遅刻をしないように考えてください。

妊娠は安定期になってから報告したい気持ちもありますが、雇用主には報告しましょう。言わずに無理な仕事をして体調をくずしたり、妊娠継続に問題がおきてからでは遅いのです。

やってはいけないことは、振り返れば上記に説明したやっておきたいことと似ています。今後も良好に仕事を続けていくために、客観的につわり中の自分を見つめてみましょう。





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