妊娠後期のお腹を画像比較

妊娠後期のお腹の変化に注目して、3ヶ月でどれだけ変化しているのかを1人の妊婦ゆりさん(仮名)の例を挙げて説明します。妊娠中期、妊娠8ヶ月から10ヶ月の画像と赤ちゃんの成長もあわせて紹介します。

ゆりさんの妊娠初期から出産までの妊婦健診記録はこちら→

子宮底長について

妊娠中期お腹の大きさを伝える目安の1つに子宮底長(しきゅうていちょう))をはかる方法があります。子宮底長は恥骨(ちこつ)の端から子宮の1番てっぺんまでの長さのことです。おおまかに説明するとお腹のふくらみを図ることで子宮のふくらみを調べています。

子宮底長はメジャーを当てて測ります。妊娠後期では、ママが仰向けに寝て膝を伸ばすか軽く曲げた姿勢で恥骨部分にメジャーの「0」を当てます。膝を伸ばすか曲げるかは病院によって異なるようです。どちらも子宮底長の測りかたとして通用しているので、毎回統一した測りかたなら問題ありません。

メジャーはお腹のふくらみに添える柔らかい素材です。メジャーを当てるときは膨らませたり力まないようにします。肌の上から測るので、実際は多少の誤差がでるものです。あくまでも子宮の状態を知るための目安の1つと考えてください。

最初の白いワンピースの画像は、参考までに妊娠中期のゆりさんのお腹です。妊娠後期のお腹と比べてみてください。出産までのラスト3ヶ月の変化をお伝えします。

妊娠8ヶ月のお腹

妊娠8ヶ月妊娠8ヶ月のお腹は出産予定まであと82日で妊娠してから184日目の28w2d、主産予定日まであと66日で妊娠してから200日目の30w4dの計測結果を比べます。

妊娠8ヶ月の画像

お腹のふくらみは画像をみてください。これは、ゆりさんの妊娠8ヶ月のお腹です。胸の下に手をおいてみると丸くふくらんでいるのがわかります。ゆったりとした服を着ていてもお腹だけが膨らんでいるので、妊娠8ヶ月になると外見的にも妊婦だとわかりやすいです。

子宮底長と腹囲

妊娠8ヶ月の子宮底長は、妊娠月数×3+3の計算だと27㎝が目安です。ゆりさんは妊娠8ヶ月にはいって3日目の28w2dで子宮底長は25㎝です。妊娠8ヶ月があと10日ほどで終わる頃の30w4dでは25.5㎝です。

この計算だと目安よりもちょっと子宮底長が短いとも考えられますが、妊娠8ヶ月の子宮底長は24~28㎝なら平均範囲内と判断されています。

妊娠8ヶ月の腹囲は人それぞれですが28w2dで86㎝、34w4dで89㎝です。子宮底長は0.5㎝の変化でしたが腹囲は16日間で3㎝アップです。それだけお腹のふくらみが早いということがわかります。

妊娠8ヶ月の赤ちゃん

妊娠8ヶ月の赤ちゃんの成長は、身長は平均的におよそ28㎝で30㎝定規と同じくらいだと考えてください。実際には子宮のなかで直立していないので丸まっています。肩や背中、おでこを除いたほかの部分を覆っていた産毛が抜け始めます。髪の毛はまだ色素がなく白っぽい状態です。

赤ちゃんの機能は未発達ですが、妊娠8ヶ月では脳の成長が著しいです。脳の表面にに「脳回(のうかい)」と呼ばれるシワができます。頭蓋骨の形成には胎盤からもらうカルシウムが必要です。骨髄(こつずい)では赤血球の生成のために鉄分が必要です。

妊娠9ヶ月のお腹

妊娠9ヶ月妊娠9ヶ月のお腹は出産予定日まであと55日で妊娠してから211日目の32w1d、出産予定まであと41日で妊娠してから225日目の34w1d、出産予定日まであと31日で妊娠してから235日目の35w4dの計測結果を比べます。

妊娠9ヶ月の画像

妊娠9ヶ月のゆりさんの画像と妊娠8ヶ月の画像を比べると、胸の下からのふくらみが増えました。妊娠8ヶ月のゆりさんのお腹は胸とお腹の間にもっとくぼみがある感じですが、妊娠9ヶ月になって膨らんでいる部分が胸までなだらかに続いています。

赤ちゃんが成長して子宮が大きくなっているのに対して、子宮口にむかっておりていないので胃を圧迫している状態です。

子宮底長と腹囲

妊娠9ヶ月の子宮底長は、妊娠月数×3+3の計算だと30㎝が目安です。ゆりさんは妊娠9ヶ月にはいって2日目の32w1dで子宮底長が27㎝。妊娠9ヶ月にはいって16日目の34w1dで31㎝、26日目の35w4dで32㎝です。

9ヶ月のはじめと終わりころを比べると3週間ほどで5㎝も増えています。このぶんのふくらみが胃を圧迫する原因だとわかります。

妊娠9ヶ月の腹囲は32w1dで89.5㎝、34w1dで90㎝、35w4dで90㎝です。子宮底長は伸びたのに腹囲は、32wと35wでは0.5㎝しか変わりません。

妊娠9ヶ月の赤ちゃん

妊娠9ヶ月の赤ちゃんの成長は、子宮底長の変化をみてもわかるように身長も平均的にはおよそ31㎝だと考えてください。妊娠8ヶ月から続いている脳の急成長に伴って頭囲も9mm以上大きく成長します。

赤ちゃんは脂肪を蓄えて熱を保ちます。妊娠9ヶ月ではじっくりと体重の2%程度だった脂肪を8%程度まで増やします。お腹を下からさわると、ずっしりした感じがするでしょう。

妊娠9ヶ月頃になると、お腹のふくらみが横に目立つと女の子、前面に突き出るようだと男の子という説もありますが噂の1つにすぎません。

妊娠10ヶ月のお腹

妊娠10ヶ月いよいよ臨月です。妊娠10ヶ月のお腹は出産予定日まであと17日で妊娠してから249日目の37w4d、出産予定日まであと10日で妊娠してから256日目の38w4d、主産予定日まであと3日で妊娠してから263日目の39w4dの計測結果を比べます。

妊娠10ヶ月の画像

妊娠10ヶ月の画像はお腹が最大にふくらんでいます。おへそも出ているのがわかります。このときのお腹の肌表面はピンピンに伸びて張りつめている感じです。お腹が張れば肌表面もかたくこわばることがあります。

妊娠9ヶ月と比べると、子宮口にむけてふくらみが下降しています。妊娠9ヶ月ではお腹のふくらみの中心がもう少し上でした。下からお腹を支えると少し持ち上げたくなるような感じです。

子宮底長と腹囲

妊娠10ヶ月の子宮底長は、妊娠月数×3+3の計算だと33㎝が目安です。妊娠10ヶ月では32~34㎝が平均範囲内で、多胎妊娠や体型によって多少の誤差はあります。

ゆりさんは妊娠10ヶ月にはいって12日目の37w4dで子宮底長が33㎝、38w4dで34㎝、39w4dで34㎝です。妊娠8ヶ月では5㎝も伸びていましたが、わずか1㎝増えただけです。特に出産予定日まで10日に迫った38w4dからは全く変わっていません。

妊娠10ヶ月の腹囲は37w4dで92㎝、38w4dで94㎝、39w4dで94㎝です。子宮底長と同じように38w4d以降は変化なし。

妊娠10ヶ月の赤ちゃん

妊娠10ヶ月の赤ちゃんの成長は、出産にむけた最終段階にはいります。すでに赤ちゃんは光の方向をむきます。これはオリエンティング・リスポンスまたは定位反応と呼ばれます。産後も光に反応する動きはすでに胎内で備わるのです。

脂肪のついた赤ちゃんは丸みを帯びて平均体重は2900g程度です。これも赤ちゃんや母体によって誤差があります。出産間近の赤ちゃんは1日14gほどの脂肪をつけ続けます。

大きくなった体は丸まり、手のひらをぎゅっと握る握力も備わっています。手足をまげて体を折るようにして握りこぶしを作っています。もう700~1000ml程度の羊水の中に空きスペースはほとんどありません。ゆっくりと子宮口に頭を向けて出産のときを待ちます。

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