Fifth Month of Pregnancy

安定期の頭痛対策

妊娠中でも実践できる頭痛対策を、やさしく説明します。安定期に入ってつわりが落ち着いたのに、頭痛に悩まされることがあります。妊娠中の精神的なストレスや、肉体的な疲労が蓄積して、産後も頭痛が慢性化することが心配です。

頭痛

妊娠中の頭痛原因

妊娠中の頭痛は、普段とはちがった理由も考えられるので改めて対処していく必要があります。

残念ながら頭痛を根本的に薬で治療することは、妊娠中は控えます。そんな時に限って頭痛が継続してしまうものです。

ホルモン変化

妊娠したら急に頭痛持ちになるのはホルモンの影響が強いと考えられます。産後は落ち着くので緩和に努めましょう。

精神的ストレス

妊娠中期になり安定期で体調は落ち着いたと言っても、妊婦として生活することでストレスを感じる場面も少なくありません。

疲労

妊娠中は体が思うように軽快に動かないことが多々あります。人ごみに行くと普段以上に疲れたり、お腹が膨らんで体のバランス感覚が変化したりと疲労が溜まりやすくなります。

環境の影響

妊婦は臭いや環境変化に敏感です。普段はきにならない煙草の煙や、照明の明るさ、暖房のききすぎた部屋などに我慢できずに頭痛をひき起こすことがあります。

不安

安定期になると体調はよくなったものの体型変化や、出産に不安を感じるものです。考え過ぎて頭痛がすることもあります。また、安定期になっても治まらないつわりに不安を感じることもあります。

簡単に挙げただけでもこれだけの頭痛原因が考えられます。「つわりが終わったのに」と頭痛を疎ましく思ってしまいますが、力を抜いて対処方法を探してみましょう。

たっぷり眠る

頭痛を強く感じるのは、起きている時です。たっぷり眠って、頭痛のない時間を作りましょう。

特に安定期では仕事を継続している人も多いので、なかなか休息時間を増やすことができずにいる妊婦さんも多くいます。休日は1時間遅く起きるなど、少しでも休息時間を増やしてください。

あまり眠ってばかりだと、怠けていると指摘する人もいるかもしれませんが聞き流してしまいましょう。妊娠中のあなたにとって、周囲に妊婦でも頑張っている姿を見せることよりも、母体の体調をよくすることのほうが大切です。

規則正しい食生活

キャンディー

頭痛と食事はあまり関係ないように見えるかもしれませんが、空腹は無駄にイライラしてしまうもとです。

空腹が低血糖をひき起こすと、脳に充分な酸素が届かなくなります。酸欠状態の脳は、普段よりも働きが鈍くなると考えてください。注意力が散漫になったり、やる気がなくなってしまいます。イライラが募って頭痛になることもあるのです。

これは妊娠中でなくても当てはまることですが、妊娠5ヶ月からは胎児の発育もスピードアップしていくので、母体にはエネルギーが必要です。だから妊娠前よりも、空腹になりやすい特徴があります。

朝食を抜いたり、1食で大量に食べることのなように規則正しく食事をしましょう。仕事中や外出時に空腹になったら、キャンディーやドライフルーツなど手軽に一口で食べることのできるものを常備しておくと便利です。

適度な運動

運動不足

妊娠中は運動が制限されるので、運動不足になりがちです。まだ仕事を続けている妊婦さんは同じ姿勢で長時間働くことで筋肉が凝り固まります。筋肉が凝り固まると、そこに血液が流れにくくなって頭痛を引き起こすことがあります。

自宅でゆっくり過ごすことのできる妊婦さんも、日中は室内だとなかなか大きな動きができません。こうした筋肉のコリが血行不良をおこして頭痛になることがあります。

時間を決めて、必ず座っている場所から立ちあがったり、腕を回したり、周囲を歩くなど定期的に体を動かすようにしましょう。

大きく深呼吸

換気が悪い部屋や、暖房のききすぎている部屋で頭痛がおこりやすくなります。これは室内の酸素不足です。体や脳が酸素がほしいと訴えているようなものです。

そんな時は、窓を開けたり外に出て、大きく深呼吸してください。体全体に酸素が行き渡っていると感じるまで、外の空気を吸うことをおすすめします。

職場や公共の場では、喫煙場所に近づかないことも心がけましょう。周囲が妊婦に気遣うことと同じで、妊婦も空気が悪いとわかっているところに行かないように気を配ってください。

つまり、気持ちよく深呼吸できる場所は、妊娠中のあなたにとって快適な場所だということです。自分の快適なスペースを見つけたり、作ってみましょう。

照明を変える

あまりに照明がまぶし過ぎたり、光が頭部や顔に強くあたっていると頭が痛くなります。照明が直接当たり過ぎないように向きを変えたり、環境を少し変えるだけで解消されることがあります。

もしも光に敏感過ぎたり、稲妻が走るような光が見えるときは偏頭痛の初期症状かもしれません。あまり刺激を受けるような強い光が当たらないよう注意しましょう。

芳香剤を変える

妊婦は匂いに敏感です。今まで心地よかった香りが、急に吐き気をもよおすほどに強い匂いに感じてしまうこともあります。あまりに強く吸ってしまうと、頭痛もするほどです。

妊娠初期のつわり中は、ご飯の炊けるにおいが苦手な妊婦さんも多いのですが、実際に安定期にはいってつわり症状が治まっても、なぜか匂いにだけは敏感になりがちです。

そんな時は、芳香剤などを一気に変えてみましょう。できれば無臭タイプが安心です。でも、なかには「この香りだけは落ち着く」という匂いがある人もいます。自分が快適だと思う香りに統一してしまいましょう。

無音時間をつくる

TV

騒音で頭が痛くなることがあります。車や飛行機など、防ぎようのない音なら移動するしかありません。

人ごみや雑踏など、これと指摘できないような喧騒も気になることがあります。そんな時は、できるだけ移動経路や時間を変えてみましょう。

室内でもテレビや音楽の音が喧騒になってしまうことがあります。もしも音を消して大丈夫なら、一度全部の音を消してみましょう。意外とリラックスできます。

携帯など電話の呼び出し音も、呼び出しに気がつける範囲内で少し控えめな音量にして無音の時間をつくると頭痛も和らぎやすくなります。

家族やパートナーに協力してもらえる時間を作ってもらえると助かります。

頭痛薬について

今までは頭痛が治まらなければ、市販の頭痛薬で緩和させていたかもしれませんが、妊娠中は薬で緩和することを自分ですすめないほうが安心です。

どんな頭痛で、妊娠前はどんな頭痛薬を使用しているのかを妊婦検診で伝えてください。市販の頭痛薬には様々な有効成分が配合されていますが、妊婦向けに作られたものではないので、妊娠中の使用について指導を受けてください。

もしも頭痛が頻繁で、かつ治まるまで時間がかかって精神的にもつらい場合は、病院で診断を受けましょう。妊娠前の薬を服用し続けることを自分で判断しないようにしてください。






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