妊娠中のたばこの影響

たばこの母体への影響

子宮ガン

女性にとってたばこの影響で一番怖いのは子宮ガンです。喫煙者の子宮ガンの死亡確率は非喫煙者に比べてみると、なんと1.6倍にもなります。

有害物質
一酸化炭素
ニコチン
タール
ベンツピレン

肌の大敵

たばこは女性の肌への大敵です。血管が収縮する事によって血行を悪くし、メラニン色素の代謝が悪くなりシミ・そばかすが出来やすくなります。妊娠中はとくに抵抗力がなくなっているので、なおさらです。

口臭や歯槽膿漏にも

たばこは口臭の原因でもあります。妊娠中は普段より悪化するのが早く、ヤニによって白い歯は失われ歯槽膿漏を引き起こします。

たばこの胎児への影響

出産時の低体重

喫煙が胎児に及ぼす最も大きな影響は出生時の低体重です。喫煙量が多いほど新生児の体重が少なくなる傾向があり、出産時の胎児の体重が非喫煙者と比べると170g?250g少なくなります。

これによって未熟児出生のリスクは非喫煙者に比べると2、3倍に増え、知能や発達の遅れ・また発育にも影響します。 これは喫煙によって母体の血管が細くなってしまうため、胎児に十分な栄養や酸素が届かなったからです。

1日の本数早産率
非喫煙6%
5本以上7%
6~10本11%
11~20本13%
21~30本25%
31本以上33%

流産・早産の可能性

流産の原因の多くは胎児の染色体異常ですが、1日20本のたばこを吸うと流産率は非喫煙者の2倍を超えるという報告があります。また早産に関しても同様で早産率が非喫煙者の1.5 倍ほど高いと報告されています。

*表参考・日本産婦人科医会・先天異常委員会委員

常位胎盤早期剥離の発生

常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)とは妊娠中または分娩時に、正常位置に付着している胎盤が胎児の娩出より先に剥がれてしまうことです。

胎児仮死、胎児死亡、子宮の摘出、さらには母体死亡なども起こりうる重要な疾患です。発生率は全妊娠の1、2%ですが喫煙している場合、血流の衰えなどが原因で非喫煙者より高くなることがわかっています。

その他影響すると考えられてるもの

早・前期破水陣痛開始前、子宮口が開かないうちに破水が起こる
先天異常出生時の形態異常や潜伏的な機能異常
胎盤の位置異常前置胎盤は子宮上部にある胎盤が子宮口に位置する
子宮の感染症いわゆる性病を引き起こしやすい

非喫煙者でも安心できない

受動喫煙

受動喫煙とは他人のたばこの煙を非喫煙者が吸わされることです。受動喫煙は喫煙者本人よりもニコチンを倍以上吸い込んでしまいます。 受動喫煙により非喫煙妊婦であっても低出生体重児の出産の発生率が上昇するという研究報告がある。

副流煙

妊娠中のたばこの影響のまとめ

  • 母体の子宮ガン
  • 出産時の低体重
  • 流産・早産の可能性
  • 常位胎盤早期剥離の発生
  • その他早期破水や先天異常など
  • 受動喫煙でも喫煙者と同様

よくある質問

Q:1日に少量のたばこだったら平気?

1日2,3本でも喫煙効果があります。周りの友達に「私は吸っていたけど平気だったよ」と言われると、自分も平気なのでは?と思いがちになりますが、この考えは間違っています。もしあなたのタバコが原因で、取り返しのつかなくなったことをもう1度真剣に考えてください。

Q:夫やまわりの人がヘビースモーカーなんだけど?

受動喫煙(副流煙)を理解してもらい協力してもらうことです。私たちの住む日本は他の国と比べると、妊婦に対する理解が少ないと言われます。それはとても残念なことではありますが、「言わないと伝われない」ということは妊婦さんから積極的に言うしかないのです。






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