便秘のメカニズム

女性が慢性的に悩みがちな便秘について、少し詳しく解説します。便秘のパターンと原因を知ることで、根本から便秘解消を目指しましょう。

便秘とは

便秘

便秘は体質や食生活、運動量にも影響されるのでそれぞれ便秘になる原因は異なります。でも、便秘に悩む人の多くは、便秘になりやすい条件が重なっていたりします。

そもそも便秘とは、どういった症状なのでしょうか?便秘とは自分の意思では便の排泄が困難な状態を指します。消化器系のトラブルとして、健康にも関わる見逃せない症状です。

特に便秘に悩む女性は多く、口コミや無理矢理ともいえる下剤をしようして便秘解消に努めることが習慣になっている人も多いのではないでしょうか。

便秘解消方法を沢山試しても、その時は解消されるのに再び便秘に悩むようになるのは、根本的な便秘の原因を理解していないからです。

まずは便秘にどんな種類があるのか、わかりやすく紹介します。自分の便秘のタイプを知って、もっと根本的から便秘が解消を目指しましょう。

機能性便秘と器質性便秘

便秘は、大きく機能性便秘(きのうせいべんぴ)と器質性便秘(きしつせいべんぴ)に分かれます。

機能性便秘は以下に紹介する3つにわけることができます。生活習慣や精神的な影響を受けて便秘になります。

器質性便秘はなんらかの体調不良や異常でひきおこされる便秘です。この場合は速やかに医師の診察をうけて、体の異常を治療することが優先されます。

弛緩性便秘

弛緩性便秘

弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)は、食物繊維不足の食事や運動不足などで腸への刺激が足りなくなる便秘です。産後の便秘は弛緩性便秘が多いので、妊娠中から予防したいタイプの便秘です。

弛緩性便秘の場合は、最も目立つ原因は人それぞれですが、腸への刺激が少ないので蠕動運動(ぜんどううんどう)と呼ばれる腸の働きが低下しがちです。

蠕動運動が鈍くなると、腸に運ばれた食物などは大腸に停滞したままになります。便意はたまに感じるものの、腸から運ばれてこないので排泄できずに腹部が張ります。

停滞している食物は、腸壁から水分だけが吸収されていくので硬くなります。やっと排泄できても、水分が失われているのでコロコロで硬い便です。

妊娠中は食事の好みが変わったり、好きなものばかりを食べたがって栄養バランスが崩れやすい時期です。コロコロ便はお腹に力を入れがちなので、気をつけましょう。

痙攣性便秘

痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)は、睡眠不足やストレスで自律神経が乱れてしまい腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になりすぎることで起こる便秘です。

腸が痙攣すると活発に働き過ぎて、引きつっているような状態になります。どんなに食物繊維や水分を摂取しても、腸を正常に通過できないので便が排泄されずにお腹が痛くなったり苦しい思いをします。

精神的な原因や、不規則な生活習慣が影響しているので改善すれば症状も緩和されていきます。腸の働きを正常化させるために、香辛料や炭酸飲料などの刺激を与える食事は控えます。

便秘ならとにかく下剤を飲めば良いと思いがちですが、下剤は腸の働きを活発化させるために刺激を与える効果があるので、痙攣性便秘の場合は逆効果です。

直腸性便秘

直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)は下剤や浣腸など無理に便意を促す薬の乱用、意図的に便意を我慢し続けることでひき起こされる便秘です。

腸が自分の力では排便を促さなくなってしまうので、食物が腸に停滞してしまいます。それでも食事をするたびに腸に食物が運ばれるので、便は出ないのにお腹がパンパンに張ってしまいます。

直腸性便秘の場合、食物は停滞するほど硬くなって腸に溜まっていきます。便は押し出す力が弱いうえに硬くなるから、自力では排泄できなくなります。

タイプにあった解消方法

便秘と聞くと、とにかく下剤や下剤作用のある薬を利用するパターンは、あまりにも強引な解消方法です。便秘のタイプにあった解消方法というよりは、その場しのぎの便秘解消法になりがちです。

便秘のタイプがわかったら、そのタイプだけの解消方法を試してください。多くは生活習慣になっていることを、少し見直せば良いことばかりです。

薬のように劇的にすぐ便秘解消とはいきませんが、生活習慣や食生活を見直すことで「便秘にならない体」に変身していきましょう。



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