絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)

絨毛膜羊膜炎とは、赤ちゃんを包む卵膜や羊水が炎症して感染症が起きることです。妊娠37週未満の前期破水や早産の原因になると考えられ、最悪の場合は胎児仮死などの重大な問題を引き起こすことがあります。

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羊水と赤ちゃんを包んでいる卵膜は3つの層から形成され、外側から脱落膜、絨毛膜、羊膜といいます。絨毛膜羊膜炎という名前からは2つの膜だけが炎症しているようですが、もちろん卵膜全体や羊水が炎症している状態も含まれます。

絨毛膜羊膜炎の原因は、膣や子宮頸管などのからだの外に近い部分に微生物などの細菌が感染して炎症を起こすことから始まります。その状態が悪化すると炎症はどんどん拡大して、ついには子宮内部、そして卵膜へと感染してしまうのです。

絨毛膜羊膜炎の症状は心拍数の増加、微熱、子宮の圧痛、おりものの悪臭、白血球の増加、破水が起きると羊水に悪臭があるなどが挙げられます。しかし初期段階では無症状のことも多く、また確実な検査が難しいことから症状が悪化するまで気付かないことも多いようです。

絨毛膜羊膜炎の治療は定期的に膣洗浄を行い抗生剤膣錠で症状を悪化させないことが第1です。すでに重症だったり膣剤で効果がない場合は点滴で抗生物質が投与されます。もし出産予定日の近くであれば帝王切開や陣痛促進をして早急に赤ちゃんを取り出すこともあるでしょう。赤ちゃんがまだ未熟児の場合、早産予防のために張り止め薬が処方されるケースが多いようです。

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