基礎体温測定/6大基本検査

基礎体温の測定は不妊症の6大基本検査の中でも最も大切といわれています。基礎体温の測定は排卵の有無、排卵日の予測、あるいは黄体機能不全の診断に役立ちます。

基礎体温表

基礎体温とは女性の基礎代謝以外の影響を受けていない体温のことで、低温期が2週間くらい続いた後に高温期が2週間くらい続きます。この低温相と高温相を足したものを月経周期といい、卵巣の状態を知るよい指標となるのです。

基礎体温につきましては詳細なコンテンツを作成していますので、興味のある方はこちらもご覧ください

なぜ病院で基礎体温表が必要なの?

妊娠を望んでいる人が初めて病院に行くときに、「基礎体温表が必要」とよくいわれていますが、でもそれは何故なのでしょうか?

基礎体温表があれば、その期間中のあなたのカラダの「おおよその状態」がつかめます。妊娠するために最も大切なことは、「排卵があるか?」と「妊娠の継続が可能か?」ということです。

基礎体温表があればこれらのある程度な判断ができます。
また今後の医師による検査方針がつかめて、検診回数や時間、あるいは検診費用を大幅に少なくできるのです。

基礎体温表を3ヶ月分持っている人と、何も持たなかった人が病院に行った場合では、これからの検査のスピードが圧倒的に違ってきます。極端な言い方をすれば、3ヶ月分の基礎体温表があれば、3ヶ月前から振り返ってあなたのカラダを検査しているようなものです。

一方、基礎体温表なしで病院に行ったときには、子宮や卵巣に病気がないかなど、形態的な異常を調べるに留まってしまいます。そして基礎体温を測定してから、「再び来てください」といわれることも多いのです。

初めて産婦人科に基礎体温表を持っていくときは、最低でも1周期間、できれば3周期間以上が望ましいでしょう。備考欄を上手に使っていると、先生に情報が伝わりやすくなります。また基礎体温表に夫婦生活の日を書くのは恥ずかしいかもしれませんが、とても大切なことなので全ての夫婦生活の日をしっかりと記入します。

基礎体温表で何を判断しているの?

基礎体温表は、排卵の有無と黄体機能不全の診断、そして排卵日の予測に重要です。また不正出血の原因を推測することが出来ますし、その他にも不妊検査を行なう日にちを決める目安にしたり、「妊娠しているか?」の診断にも役立てます。

また医師の目から、フーナーテストや夫婦生活の指導(タイミング指導)、人工授精(AIH)のタイミングが適切であったかどうかを、後々になってから先生自身が確認するためにも使われることもあります。

以下のイラストは基礎体温と女性のホルモン分泌の関係を示したものです。排卵期を境に見事に女性ホルモンが変化していることが分かるでしょう。基礎体温を測定していれば、これらの女性ホルモンが正常に分泌しているかの判断にも役立つのです。

基礎体温とホルモン分泌

*参考図:今日の不妊診療

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