マタニティマークとは

妊婦さんにはおなじみの妊婦マークのキーホルダー、実際に使っていますか?妊娠を告げずとも分かってもらえるマタニティーマークは様々なシーンで妊婦の体と赤ちゃんを、声なき代弁でサポートしてくれます。使い方次第で妊婦のサポートをしてくれるマタニティマークについて、やさしく解説します。

マタニティマークは、妊婦だということを周囲に気がついてもらい理解を示してもらえるよう、視覚的に呼びかける為のサインの1つです。

マタニティマークは比較的、新しいマークなので最近やっと様々な世代の人々に知ってもらえるようになりました。一方で妊婦のマタニティマークに対する考え方と、周囲の考え方にズレがあると感じる場面もある現状です。

マタニティマーク

*写真は厚生労働省で募集したマタニティマークのの最優秀作品

どうしてマタニティマークが作られたの?

現在、バスや電車に乗ると「優先席」という座席があります。お年寄りや体の不自由な人、妊婦など乗り物で立っていると危ないと思われる人を対象に、優先的に座席を使用できるように呼びかけています。

JR東日本の車両に優先席ができたのは1997年だそうです。それまでは覚えている人もいると思いますが、「シルバーシート」と言ってお年寄りをイメージする優先席がありました。

シルバーシートが優先席という名に変わった時に、対象とされる人がお年寄りだけでなく身体障害者など体の不自由な人や妊婦、乳幼児同伴者となるように、それぞれのマークが表示されるようになりました。ここから妊娠中の女性が優先して座ることのできる席が考えられるようになりました。

それでも妊婦だとは気が付きにくい妊娠初期や、お腹のふくらみがわかりにくい妊婦は優先席を使用することを周囲に理解してもらえません。

電車やバスでは、ぱっと見の外見で咳を譲ることが多いからです。いちいち、「私は妊婦です」と話して回るわけでもないのでお腹の目立たない妊婦さんが困ることもあり、そんな声からマタニティマークは考案されました。

マタニティマークは妊婦の義務?

マタニティマークを使用することは、妊婦の義務ではありません。でも、マタニティマークの使用は多くの場所で推奨されています。

妊娠初期で周囲が気が付きにくい時期や、妊娠のつわり症状がひどい時は、マタニティマークの使用がお勧めです。万が一、体調を崩した時や事故に巻き込まれた時に、お腹が目立たずに妊婦と気付いてもらえない可能性があります。状況によっては、母体だけでなく赤ちゃんの命も危険にさらしてしまいます。

マタニティマークの使用は個人の判断に委ねられていますが、外出の多い妊婦さんは体調を崩した時にマタニティマークが、母体とお腹の中の赤ちゃんを守ってくれることも期待できます。

BABY in ME

「BABYinME」はマタニティマーク考案で最初に作られた、マークだと言われています(※参考1)。

現在よく見かけるマタニティマークは、厚生労働省が一般に募集して決めたマタニティマークかもしれません(※参考2)。

実は最初から、あのマタニティマークがあったわけではなく、当初はマタニティマークとして発案されたマークが沢山ありました。その1つ目が「BABYinME」です。

でも、世間でマタニティマークを浸透させるためには統一性を持った方がよいのではという意見をもとに、厚生労働省がマタニティマークを募集して代表的なマークを決定し、配布するようになりました。

「BABYinME」のマタニティマークを見て感じる印象は、とても優しい色合いとラインです。マタニティマークが妊婦と赤ちゃんの存在をやさしく、さりげなく伝えています。

参考1:「BABYinME」のサイト
参考2:厚生労働省「マタニティマークをとおした妊産婦にやさしい環境づくり」の推進について





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