腹帯の巻き方

戌の日の腹帯(さらし)

戌の日には安産祈願のお参りをして、腹帯を巻く習慣があります。腹帯は地域によって異なりますが、妊婦の母親が贈って巻いてあげたり、夫に巻いてもらいます。

戌の日のお祝い席を設ける時は、子宝に恵まれている人を仲人にして腹帯を巻いてもらうこともあります。地域や家庭によってことなるので、前もって両家の母親にアドバイスをもらうと安心です。

岩田帯

最近は簡素化されて、腹帯を贈るだけで実際に妊婦が使う時に自分で巻くことも多くなりました。ただ、安産祈願のお参り時に用意してもらう腹帯は、さらしタイプが主流です。安産祈願のお参り時に、お守りとセットになっている神社もあります。

さらしの腹帯を自分で巻く時や身内に巻いてもらう時の、正しい巻き方を紹介します。

腹帯の巻き方

岩田帯はさらしで作られているので洗うと柔らかくなります。肌に密着しても優しい肌触りと、服の下に巻いても目立ちにくいところが便利な点です。巻くことに慣れたら、戌の日だけでなく普段も活用してみましょう。

戌の日に岩田帯を巻く時は、先にお参りして帯にも安産祈願してもらいます。割愛する家庭も多く、義務ではありませんが両家の親が一緒にお祝いする時は、岩田帯にも祈願してもらうか相談してみましょう。

帯を縦に2つ折り

岩田帯の巻き方

岩田帯は横に2.5mほどあるので横長になるように、2つに折ります。この時、横長に折っていく作業は意外と疲れます。もしも家庭で準備できるようなら、アイロンで折り目をしっかり作るとラクです。

岩田帯を折ったら、輪になっているほう(ペラペラしていないほう)を上にします。巻く時も輪になっているほうがお腹の上側です。

これで岩田帯が1つ出来上がります。でも2つ折りしただけのさらしは、アイロンであとを付けていても形が崩れてくるので巻きにくくなります。そこで、お腹に巻く前に帯を巻物のようにクルクル巻いておきます。

最初はサランラップ等の芯に巻き付けると失敗しません。サランラップ等の芯を使う場合は、帯の縦幅より芯が長くならないように切ってください。芯が長いと巻く時に邪魔になります。

お腹の脇から斜めに巻く

岩田帯を実際に巻く時、岩田帯に「寿」などの文字が入っている場合があります。可能なら正面のへそに文字がくるようにします。

お腹の下側の脇からふくらみに沿って一周まわします。最初の1週目はお腹を下から支えるようにカーブに沿って巻くことになります。ポイントはお腹の下からずらしながら巻くことです。

正面で帯を折る

一周回したら正面のへそ部分で、帯をねじります。ちょうど三角形を作るように折るので、ねじらないように平たくなるように折ってください。折ることでまた、斜め上に一周することになります。

岩田帯の巻き方

巻く時に気を付けたいのは強く締め付けないことです。これが結構難しく、コツをつかむまでは緩めすぎて動いた隙に巻きが崩れてしまいがちです。

自分で巻く時は、下を向いて目視しながら巻くので、体が前のめりになりがちです。前のめりになった状態で巻き終わった後、前を向くと、お腹の下部がきつくて上部が緩くなります。普段座ったり歩いたりする姿勢を保ちましょう。

最後は内側に折りこむ

岩田帯を、お腹の上側まで巻いたら最後は帯の内側に折り込みます。折りこむことを想定して、5~10cm手前で巻き終えます。

端を持って、軽く引っ張りながら折りこむと仕上がりが崩れません。引っ張るといっても、お腹を締めるほどではありません。布がたるまないように持つということです。

最後に力を緩めると、帯全体が緩むことがあるのでもう一方の手のひらを帯に添えておきます。折りこむ場所は背中の方が綺麗に仕上がります。

安全ピンで巻き終わりを留める方法もありますが、お腹の皮膚はやわらかいので心配です。折りこんだら安全ピンは外すほうが、安心です。

巻き方のコツ

・きつく締めあげない。
・かがまないで、前を向いて巻く。
正面で折る時は折り紙をおるように平らに仕上げる。

岩田帯はお腹と赤ちゃんを守るための帯です。体型保持のためにコルセットのように、きつく締めあげることは厳禁です。

岩田帯を巻く時に気を付けておくことは、普段の姿勢で巻かないと動くにつれてずり落ちてしまうことです。そのためにも、帯を巻く時は前かがみや腰を丸めないように気を付けます。

正面で折ることで、岩田帯がお腹全体を包むように巻きます。折る時は折り紙を平面に折るように、極力デコボコやねじりが生じないようにします。気持ち大きめに斜めに折ると巻きやすくなります。





関連イメージ