たちくらみ(貧血)になることはありますか?


「妊娠中は鉄分が必要!」、このページをご覧になっている、ほとんどの妊婦さん(勉強熱心?)は、「妊娠中には鉄分が必要だ」とどこかで読んだ(言われた)ことがあるでしょう。しかし鉄分が必要だと言われても、ピンとこない妊婦さんも多いはずです。そこでここで鉄分についてなるべくわかりやすく説明したいと思います。

ではまず、なぜ妊娠中には鉄分が必要なのでしょうか?
その理由には2つあり、1つは赤ちゃんの育てる血液、赤血球をつくるのに不可欠だからです。妊娠前と同じ程度の鉄分量の摂取では、母体と赤ちゃんの両方に必要な鉄分量ではないのです。(足りない)

もう1つの理由は、妊娠中にママが貧血気味になると、低体重児の出産や早産の可能性が高くなるということです。鉄分は母体よりも赤ちゃんの栄養補給が優先されます。鉄分が足りないと、赤ちゃんにほとんどの栄養を持っていかれしまって、ママが貧血になってしまうのです。

鉄分が1番必要な時期は「妊娠中期」です。妊娠20週を過ぎると、血液量の循環が急激に増加するようになり、それに伴い鉄分の量も増加します。その結果、母体に鉄分が不足するようになり貧血気味の妊婦さんが増えるのです。妊娠中の貧血は、妊娠30週くらいの発症率がもっとも高いことが知られています。

そのため妊娠初期から、鉄分を多めに摂取することが大切なのです。妊娠3ヶ月では、それほど強い貧血に悩まされる人は少ないかもしれません。しかし妊娠初期から鉄分を補給していくことが、将来の貧血予防にもつながるのです。実際には鉄分補給に医師から錠剤を勧められることもあるでしょう。妊娠中の鉄分は、それほど赤ちゃんとママにとって大切な栄養なのです。

なお妊娠中に起こる貧血で、ヘモグロビン値11.0g/dl未満、および、またはヘマトクリット値33%未満のものを「妊娠性貧血」と呼び、そこに血清鉄低下などの鉄欠乏が確認されるものを「妊娠性鉄欠乏性貧血」と呼びます。

鉄分を多く含む食材は以下の通り。ビタミンCと一緒に鉄分を取ると吸収率があがり、牛乳やお茶、カフェインなどと一緒に鉄分を取ると吸収率が下がると言われています。

鉄分を多く含む食材

ひじき*、煮干し、レバー*、のり、しじみ、ごま、大豆、カキ

*ひじき、一応取りすぎに注意(厚生労働省)。
*レバー、過剰摂取はビタミンAの取りすぎとなるため厳禁。



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