漢方のイメージ

漢方は苦そう

漢方薬はなんでも苦いとも言えませんが、「良薬口に苦し(りょうやく くちに にがし)」という言葉の通り、効果が期待できる漢方薬も苦いものが沢山あります。苦みの苦手な人にとっては、長期の漢方薬はつらいものになりがちです。

例えばセンブリという生薬は、胃腸の改善に効果が期待できます。非常に苦みが目立つことで有名です。花も葉も茎も根も、どこをとっても苦いのです。

甘い漢方薬もあります。小建中湯(しょうけんちゅうとう)は子どもに処方することもある、甘味のある漢方薬です。腹痛の頻繁な体質の胃腸を整えてくれます。

小建中湯の原料に甘草(かんぞう)があります。別名はリコリスといって、根を乾燥させた生薬は甘味があります。

漢方は高そう

漢方

漢方薬は高価なイメージが強いようです。漢方薬を作る工程に時間がかかったり、市販の漢方薬の価格からも高価なイメージがあります。

でも現在、日本では100以上の漢方が保険適用となりました。そのため、通常の診療でも保険適用で漢方を処方してもらうことが可能です。

ただ、医師の判断や治療に対する見解もあるので、診断時に漢方について相談しておくことをお勧めします。

そして、イメージの通りに高価な漢方薬もあります。保険適用に入らない生薬を原料とした漢方薬は、やはり高くなってしまいます。

また、病院ではなく漢方専門薬局でカウンセリングから調合までお願する場合は手間も時間もかかるので、病院処方とは異なります。

そう考えると、保険適用範囲内の漢方薬を病院で処方してもらうことが、金銭面ではお手頃だとわかります。でも、じっくりカウセリングして、今の体調に合わせたオリジナルの調合を求める場合は、漢方専門薬局で納得のいく処方をしてもらうことも価格とは別の安心感を得ることができるのです。

漢方は効果が遅い

西洋医学で処方されている一般の薬は、その症状をピンポイントで緩和させます。ところが漢方薬ではなかなか症状が治まらないと感じる人もいます。

そもそも西洋医学では症状を緩和させることを目的として、薬を処方することも多いです。でも漢方薬はちょっと違います。その症状をひきおこす体を整えていくことを目的とするのです。

例えば西洋医学では、咳が止まらないときは咳止めの薬を処方します。気管支に直接働きかけて、咳の発生を抑えます。漢方薬では、ちょっと異なる見解で咳を考えます。

漢方では咳が出る原因を考えます。体の冷えや、体温の上昇など体に起きている異変を咳の原因と考えて、その異変を改善することに注目します。

それぞれ違った視点から改善しようとしているので、効果の度合いやスピードは人それぞれ感じかたが違うと考えましょう。

漢方は種類が多すぎる

疑問

漢方薬は、原材料となる生薬の組合せによって呼びかたも変わるので、全てを把握するのは大変です。しかも中国由来の漢字表記でますます難しく感じてしまうものです。

一例を挙げると、冷え症や月経不順の改善に役立つ漢方に温経湯(うんけいとう)があります。読み方も間違えそうなうえに、漢方薬の知識が少ない素人には、生薬に何が使われているのかも想像できません。

温経湯に含まれている生薬は、人参や桂皮(けいひ)、麦門冬(ばくもんどう)など10種以上です。桂皮と聞くとわかりにくいのですが一般にはシナモンと呼ばれています。

麦門冬は想像もつきませんが、ユリ科ジャノヒゲの根を指します。一般的には「龍のひげ」として園芸店でも苗を見かけます。

この例のように、名前は見たことも聞いたこともないけれど、よくよく調べてみたら身近な植物が関わっていることもが多いのも漢方の特徴です。種類がおおくて不安になるときは使用されている生薬について調べると安心できます。

漢方はどれが良いのかわからない

漢方薬の種類が多くてなにを選べばよいのかわからない場合は、1番改善したい症状をきめると選択肢が狭まります。例えば「妊娠したい」という目的では漠然としているので「冷え症を改善したい「腸を整えて便秘を改善したい」と目的を考えることから始めましょう。

妊娠に関わるときは、マタニティ漢方に的を絞るのも安心な選びかたです。マタニティ漢方は母体や、お腹の赤ちゃんに刺激を与えすぎない生薬を使用しているので、漢方薬初心者にも安心感があります。

漢方は妊娠への影響が心配

妊娠を考えている人にとっては、漢方薬は上手に付き合えば体を整えるサポーターになります。

漢方薬は、それぞれが目的にあった生薬を原材料としているので、妊娠に向けた体作りを目的として処方してもらうことが可能です。妊娠したいことや、妊娠中だということを申告することが必須です。

アレルギーや持病のある人は漢方医や漢方薬局、商品に記載されているコールセンターに相談してから使用してください。

専門医に相談したうえで、市販の漢方薬を取り入れることもできます。薬といってもお茶として飲むタイプ等、気軽に試すことができる商品が多いのも魅力的です。

漢方薬で冷え症改善や便秘解消など、直接的に妊娠が確定するものではありませんが、妊娠や出産のために内側から健康な体作りを目指しましょう。

※妊娠初期は赤ちゃんが細胞分裂を繰り返して、器官形成をする時期です。このときは漢方薬も控えたほうが安心と考えれます。

漢方は自然由来の生薬で安心

漢方薬といえば、自然由来の生薬を原料としている安心感があります。名前は違っても、よく知っている植物の根を乾燥させたものだったりと身近にある植物が薬の役割を担っています。

抗生物質など効果は早くて解かりやすいものの、薬をあまり飲みたくない人にとっては漢方薬がおすすめです。

漢方は副作用が少ないイメージ

漢方薬は全く副作用が無いとは言えませんが、他と比べて副作用が少ない魅力があります。効果が穏やかなぶん、副作用の心配が少なく妊娠中でも安心して利用できます。

でも、持病やアレルギー、妊娠や体の状態を偽って服用している場合は、動悸息切れなど何らかの副作用がおきたり、効果がまったく実感できないこともあります。副作用を最小限に抑えるためにも、漢方薬を選ぶときは自分の体調や状態をしっかり把握しましょう。





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