妊婦健診の記録10回目(34w1d)

妊娠判定から出産まで、1人の妊婦ゆりさん(仮名)の妊娠症状と妊婦健診の様子を紹介します。はじめての妊娠で健診に緊張する人や、どんな検査をするのかわからない時の参考にしてください。10回目は妊娠34週、すでに羊水は最大量になっている時期です。逆子が気になる毎日です。

妊娠9ヶ月(34w)の体重

妊娠9ヶ月(34w)の体重は、妊娠前と比べてプラス9.4キロです。前回32w1dのときよりもプラス1.6キロです。母子手帳の今回の体重記入欄を赤丸で囲まれ、2週間での増加量を指摘されました。

尿たんぱく++

尿たんぱくは、初めて++になってしまいました。腎臓で血液をきれいにして血管に戻し、不要物が尿になります。ところが腎臓が機能低下すると、本来は濾過されて血液とともに体に戻るたんぱく質が尿に混じります。

妊娠中は赤ちゃんにも血液を送るので、体内の血液量が増加します。そのぶん腎臓もフル活動して大変なわけです。

妊娠後期のゆりさんは、ウォーキングなど運動を怠らないように指導を受けました。疲れても+になるそうなので体調管理が大切だと実感しました。

血圧が下がる

血圧は今まで1番下がりました。上が103、下が81でした。ゆりさんの通っている産院は総合病院で、妊婦健診を行う場所まではエスカレーターも使います。到着してすぐの計測と、少し時間をおいてからの計測では血圧も変わっているのであまり気にしないようにしています。

検査ラッシュの1日

妊娠34wの健診は、検査がメインでした。難しい言葉が多く、単に「血液検査のための採血をした」程度しか理解できず、帰宅後に診療明細書で検査内容を調べました。その中でも聞きなれない検査について説明します。

C反応性蛋白(CRP)

C反応性蛋白(Cはんのうせいたんぱく)とは、C-リアクティブ・プロテインの略で「CRP」と呼ばれる血液検査です。

CRPとは聞きなれませんが、体内で炎症や細胞破壊があるとC反応性蛋白が増殖します。だからC反応性蛋白について検査すれば、体内で起こっている異常のサインを発見する可能性があるのです。

妊娠中、特に妊娠後期は通常よりも高い値が出ることもありますが、この検査からC反応性蛋白が数値が高いほど炎症も重度の可能性が疑われます。CRPが高い値の場合、細菌やウイルスによる感染症や心筋梗塞が疑われます。

C反応性蛋白は、妊娠中の感染症がお腹の赤ちゃんやお産当日に影響しないように、早めに検査すると受け止めてください。

HCV抗体検査

HCVとはC型肝炎(Cがたかんえん)の血液検査です。C型肝炎とは、HCVと呼ばれるウイルスによる病気です。ゆっくりとですが進行すると肝がんや肝硬変(かんこうへん)になりやすいと考えられています。

C型肝炎は、インフルエンザや風邪のように空気感染しません。すでにC型肝炎に感染している人の血液が体内に入ることで、感染します。

妊娠中にC型肝炎に感染していることがわかれば、出産までに母子感染を防ぐ指導があります。キャリア(感染)だからと言って、必ず赤ちゃんが同じように抗体陽性がでると決定したわけではないので、医師の説明をよく聞くことが大切です。

梅毒血清反応

妊娠後期でも梅毒(ばいどく)の検査が行われました。産院によって妊娠後期に再検査を行うようです。もしも妊婦が梅毒に感染していると、「先天性梅毒(せんてんせいばいどく)」といって皮膚異常が起こる可能性があるので、妊娠中の梅毒検査はマストです。

ゆりさんの梅毒検査はガラス板法を用いたSTSというスクリーニングでした。STSは感染してから約1ヶ月後に陽性反応が現れるのですが、ほかの検査方法よりも陽性反応が出る時間が短いので一般的に活用されている方法です。

また、陽性反応が出るまでに1ヶ月ほどかかることから、妊娠後期に再検査が適用されるのです。検査が2回目でも安心してください。

HIV抗体検査

妊娠後期のゆりさんは、34wの血液検査でもHIV抗体検査が行われました。感染していると出産時に赤ちゃんに感染する恐れがあるので、妊婦にとってHIV検査は大切です。任意ですが多くの病院で取り入れています。

HBs抗体検査

HBs抗体検査は、いわゆるB型肝炎(Bがたかんえん)の抗体検査です。もしもB型肝炎に感染していると、出産時に赤ちゃんへ産道感染する恐れがあります。

妊婦の検査は血液検査で、血中にB型肝炎のたんぱく質があるか調べます。そもそもB型肝炎は体液や血液で感染します。不特定多数の性交渉や、海外で感染することも考えられています。輸血によって感染するケースもあります。しかも感染しても無症状で自然と治まる人も多いので、検査をしないとはっきりわからないのです。

赤ちゃんがB型肝炎ウイルスに感染すると、肝炎になる確率も高くなりがちです。現在は予防接種が普及されていますが、赤ちゃんへの負担を減らすためにも大切な検査です。

逆子がなおらない

逆子妊娠後期もずっと逆子がなおりません。周囲に話すと、逆子の経験者がいたので少し気持ちが落ち着きました。

外回転術(がいかいてんじゅつ)でお腹の外側から、赤ちゃんの位置を修正する方法もありますが技術が必要で、医師が誰でもできる行為ではないと知りました。担当医は逆子体操を勧めていました。

出産予定日まであと2ヶ月もなく、担当医からは帝王切開についての説明や心構えの話がありました。帝王切開の場合は予定日よりも早い手術日になるので、準備に慌ただしくなりそうです。

立ち合い出産も考えているので、帝王切開と自然分娩によってパートナーとの予定も変わります。早く決めなければいけないけれど、今のところ帝王切開の予約をしつつ、自然分娩の可能性も諦めていません。

34wの受診料

妊娠34wの妊婦健診の費用は検査が多かったことから、前回よりもかさんだ印象です。普段通りに妊婦指導料は3500円。自費の尿検査が500円、超音波検査が5300円。ここから自治体の妊婦健診割引4000円が適用されて、合計5300円でした。

ゆりさんの場合は、さらに検査費用が3780円別途でかかりました。検査は健康保険が適用されました。

インフルエンザが心配

妊娠後期のゆりさんは、ちょうどこれからインフルエンザなど冬の感染症が流行しはじめる時期だったので感染しないように手洗い消毒やマスクを活用しました。

妊娠中は予防接種のワクチンが赤ちゃんにどんな影響を与えるのかが不確かだったり、ウイルスに感染後も赤ちゃんが苦しんだりウイルスの影響を受けないのかと不安になりました。そのため感染予防には普段以上に気を付けました。

ゆりさんの場合は疲れをためないこと、ウイルス流行時や乾燥しているときは人ごみに出かけないことを心がけました。100%感染しないことは不可能ですが、出産も近づいているのでパートナーと意識的に感染予防に力を入れていました。

丸次回健診、11回目(35w)

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