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男性不妊(だんせいふにん)

男性不妊とは、不妊原因が男性側にあることを指します。一般的に不妊症とされるカップルの、約半数近くは男性側に原因があると言われています。

男性の不妊検査の方法には「精液検査」「視触診」があります。まず女性が産婦人科で不妊検査を受けているときに「精液検査」を勧められることがあります。精液検査は不妊の6大検査の1つなので、不妊専門病院では当たり前に行なわれる検査です。

精液検査では、精液中に含まれる精子の量や運動率などを調べることで、自然妊娠が可能かを判断していきます。ただし男性の精子はストレスや食生活などで、かなり大きな影響を受けます。このことを踏まえて精液検査はある期間内に数回繰り返すことが大切です。(検査の数値については下記を参照)

この精液検査で数値が思わしくない場合は、男性が泌尿器科で精密検査を受けていくことになります。視触診の他、精巣の測定や超音波を使い検査をする場合もあります。

男性不妊の原因の大半は精子の製造過程に問題があり、このような障害を「造精機能障害」と呼んでいます。その他の男性不妊の原因には、精子が通る「精管」が閉じてしまったり、ペニスが勃起しない、射精できないということもあります。

男性不妊の治療には、男性の精子を改善していく方法と、手っ取り早く医学の力で妊娠を試みるという方法があります。男性の精子を改善する方法には、ホルモン剤の投与、ビタミン剤や漢方薬などの服用があります。

また外科的手術が行なわれる場合もあります。「精索静脈瘤(静脈が腫れて精巣温度が高くなる)」や「精路通過障害」などでは、手術療法で精液の状態が改善されるケースがあります。

「手っ取り早く医学の力で妊娠を試みる」という治療は、人工授精や顕微授精といわれる方法です。妊娠するためには「たった1つの元気のいい精子があればいい」という考えの治療法です。

男性不妊→Male Infertility

精液検査

精液量2ml以上
精子濃度1ml中に2000万個以上
精子運動率前進運動精子50%以上、または高速直進運動精子25%以上
正常形態精子30%以上
生存率50%以上
白血球1ml中に100万個未満
イムノビーズテスト50%未満の結合性
MRAテスト50%未満の結合性
*WHOの基準

フーナーテスト

400倍視野当たりの運動精子数で判定
(運動率50%以上)

  • 優 15個以上
  • 良 10~14個
  • 可 5~9個
  • 不良 4個以下