チョコレート嚢腫(のうしゅ)

チョコレート嚢腫、あるいはチョコレート嚢胞とは、卵巣内に出来る子宮内膜症ことを呼びます。子宮内膜症とは、本来なら子宮の内側をおおっている組織が、子宮の外側に増殖してしまう病気です。子宮内膜はエストロゲンやプロゲステロンの作用によって、厚くなったり剥がれ落ちたり(生理)しますが、子宮以外の増殖した内膜も、これと同じ現象が起こってしまいます。

チョコレート嚢腫では、生理のたびに卵巣内で出血と内膜の増殖を繰り返してしまい、結果逃げ場のない血液がドロドロのチョコレート状になることからチョコレート嚢腫と呼ばれます。チョコレート嚢腫は不妊の大きな原因で、排卵障害を引き起こすことが多くなります。

チョコレート嚢腫の治療には腹腔鏡手術が有効ですが、術後に再発する可能性も高いことが知られています。なおチョコレート嚢腫は、子宮内膜症で悩む人たちの間では「チョコ」と略した使われ方もします。

月経がある女性の10人1人は「子宮内膜症」といわれていて、そして不妊原因の第1位がこの子宮内膜症です。子宮内膜症のことを、エンドメトリオージス(Endometriosis)と呼ぶこともあります。

チョコレート嚢腫と関連した不妊用語

子宮内膜 子宮 エストロゲン プロゲステロン 卵巣