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精液と精子

性交後に腰を高くすることは効果があるのでしょうか?また精子が出てきてしまうのは「自分だけ?」と悩んでいる人は本当にたくさんいます。

精液中の精子

一般的に男性のペニスから射精されるものを「精子」と呼ぶことが多いでしょう。しかし射精された粘度のある液体は「精液」であり、実は精子は精液中にわずかに1%しかありません。

残りの99%は、精漿(せいしょう)と呼ばれる分泌液で、精嚢液が約2,5ml、前立腺液が約0,5ml、尿道腺液および尿道球腺液が約0,2mlで、これらが合わさり精液が形成されています。

射精された精子

射精された精子の数は、数千万~数億個と言われます。しかし卵子が待つ卵管膨大部にたどり着けるのは、わずかに数十~数百の精子しかいないのです。(10000分の1)

1匹の精子の大きさは0,06mm程しかありません。元気のいい精子は卵管(約10cm)や子宮腔内(約7cm)を秒速0,1mmで進むと言いますので、射精後およそ30分程度で卵管の1番奥深くまでたどり着ける計算になります。

射精された直後の精子は受精能力がありません。多くのライバルたちが脱落する、この過酷な移動中に精子は受精能力を獲得すると言われています。

よくある質問 性交後に流れ出る精子

性交後に流れてくるのは不用になった「精液」が多いようです。もし「精子」が混ざっていても、そのような場合は精子に受精能力がないと考えられています。

実際には、精子は精液とすぐには分離できないようです。射精直後は粘度の高い精液に邪魔されて、精子の運動率は低いと言います。

しかし射精後10~30分すると精液は液化を始めます。そして初めて精子は精液を切り離し運動率も高まるのです。

性交後に腰を高くする

残念ながら、性交後に「腰を高くして安静にする」というのは、妊娠率があがる裏づけされたデータがありません。

それなのに赤ちゃんを望む人たちに常識のように言われるのは、フーナーテストや、人工授精、体外受精の後に、「少しの間、安静に」と医師に指示されることがあり、そこから広まったと考えられます。

しかし何はともあれ、少しでも妊娠率が高くなるなら取り入れたいのも当然です。ただしトイレを我慢しないこと(膀胱炎予防)に注意をしてください。良かれと思ったことが、妊娠への遠回りになってしまっては意味がありませんから。